バイトの事を考えた瞬間から時給は発生している

私は「次の予定のために発生するその前の予定への時間の浸食」が大嫌いだ。

例えば18時から友達と会う予定があるとする。
移動時間に30分要し、家での支度時間を30分と考え、予定時刻から逆算すると17時から準備を始めなければならないという計算になる。
するとなぜかいつも、間に合うかどうかの不安に襲われ、なんだかんだで余裕をもって17時より前(16時45分など)から支度を始めたりしてしまう。
この15分間がその前の予定への時間の浸食だ。
これにより、17時までの残り15分間を無駄にしてしまう、または支度こそしてなくても15分間をおざなりに過ごしてしまう。
私はこの予定と予定の間に謎に生まれる無駄な余白のようなものにいつも悩まされている。
また、ある種の考え方では、「17時に準備を始めなければいけない」という計算を始めた時点で予定に向けた準備が始まっており、それ以前の活動に100%集中できなくなっているともいえる。

友達との会食などであればまだいいが、これがアルバイトともなると話は別だ。
大前提として、アルバイトはとにかくお金を稼ぐためにやっているという考えのもとである。
私の考えでは、アルバイト以外の時間はアルバイトのことは考えたくない。
それにもかかわらず、バイト前になると決まってこの「時間の浸食」が現れる。

18時からのバイトで移動が30分、支度に30分とすると、16時半ごろから
「バイトの支度をあと30分後には始めないと、、。」
「あと30分しかないならもう携帯触って過ごそうかな、、。」
このような思考が発生する。

つまり私は30分ほど余計に働いていることになる。

時間の浸食だけではない。15時ごろから
「バイトめんどくさいなあ。」
と考えている。

こう考え始めた時点でそれ以前の活動に100%集中できなくなっている。
この損害はかなり大きい。

だから、こうは考えられないだろうか。

「バイトの事を考えた瞬間から時給は発生している。」

この不条理に発生した時間の浸食分の時給を払ってくれる人は誰かいないだろうか。

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