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短歌 未来の庭 #すこし先の未来 #シーズン文芸

note文芸部がお送りする #シーズン文芸 創作企画。
5・6月のテーマは「すこし先の未来」。



本日はこの方、辰巳ろんさんです。






"異常なし"会いたくて今日もチェックする君の作った給水システム


少しでも朽ちた花弁を摘んでいくdroneは君の何だったのか


ラジオの時報に君が立ち庭の温室ガラスに凍る羊歯の葉


小道踏み庭師ロボットに蓄電してた君の靴音探してる


未来から戻ってきてと見上げる空にシンボルツリーの影深し


静けさに頬の涙が乾いたら風はボーダーに咲いて歌う


残されたこの身を嘆いても緑草光りバラの香りは甘い


雑草を選別できるガーデンノイドは変わらぬ声で我を呼ぶ


きっと君会えると信じてこの庭を守り抜いたと言えればよかった




辰巳ろんさん、ありがとうございました!
それでは次回もお楽しみに。

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