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千里の道より最寄りのコンビニ1/病気について

むかし書いていたブログを思い出しながら、新しくアカウントをとった。

アカウントをとって書き始めた理由は、暇だから。
お正月で、あまりにも暇だったから。
三日坊主になる予感しかないけれど、とりあえずできるところまで書いていこうと思う。
文体もブレブレだけど、そちらはご容赦いただきたい。

書き始めた理由は複数あって、「いまの時間を利用して、いろいろと考えるのもいいかもしれませんね」と心理士に言われて、自分の心や記憶を整理するのもいいかもな、と思ったから。
秋に会社を辞めて今は長期休暇(一応転職活動中)なので。それについては、いずれ後ほど。

それから、『自分の気持ちを忘れるから』というのもある。

896号は今年の大河の主演俳優と同い年だ。と書くと、ちょっと若く見えるよね、という卑しい気持ちで書いたが、若い世代が見たら嵐もおじさんなんだろうな、と思う。髪の先まで綺麗に巻いたお嬢さん方がうちわが入ったバッグを持って乗車してきた時、確かに世代の差を感じた。平成な人たちのコンサートだったらしい。
加齢についても、追々書きたい。年取るのは別にいいんだ。

話を戻す。
「10代の頃に怒っていた」という記憶はあるけれど、それを今の自分で細部まで再現しようと思うと無理だ。
何に怒っていた? どんな言葉を言われた? どんな態度だった?
私は気持ちをどう表現した? どんな言葉を伝えた? 相手はどんな反応だった?
何歳の何月何日? 時間は? 天気は?
どんな感情だった?
「多分~~だったんだと思います」
当時あんなに私を困らせて、苦しめた気持ちが、わからないのである。
私しかわからないはずのものを、私が婉曲した表現をしている。

加齢というよりは、時間が経ちすぎたから忘れる。
別にいいんだ。忘れてしまった方が苦しくないこともたくさんあるし。
だけど、何か思い出すフックになるようなものを残したい。書きながら、自分のことを考えたい。
前職でSNSを投稿する当番が回ってきた時、スマホのカメラロールを見て絶望したもん。趣味(仕事垢ではマジ無理)とか旅行(特定されそうで無理)とかの写真しかなくて、カフェも飯も風景もほぼない。
その時は5年くらい前の写真を加工して載せたけど、最低限残していかないと思い出すことすらできなくなってしまう。

そんな思いで、書き始めた次第。
いつまで続くかわからないけれど、よかったら。

公開して書けること、書けないこと、たくさんあるけれど、病気については書くつもりでいた。
あくまで、今までの、そして、今の、ではあるけれど。

双極性障害Ⅱ型と、今の医師からは言われている。

中学生の頃から、自律神経失調症、起立性機能障害(当時の名前)、その後は睡眠障害にもなったけれど、病名はしばらくつかなかった。
当時かかっていた医師からは「病名? ないよ。あなたは怒っているだけだから」と言われた。
結果としては、私は怒っていたので、あの言葉は正しかったけれど。
医師や臨床心理士は何回か変わったし、薬も変わった。その中で『気分障害』→『双極性障害Ⅱ型』と診断された。

今までの自分を説明しなくてはならない、というのは、初診と同じくらい気が重くなるので、細かいところは追々書いていこうと思う。

私は投薬療法とカウンセリングでそこそこ安定するけれど、忙しさやら人間関係やらで体調を崩して気分もどん底になるので、初めの方に出てきた会社を辞めたのもそういうことである。
転職で入って少しした頃に、軽躁(多分)で頑張っちゃって、「896号さんは完璧だね。このままステップアップしていこうね!」みたいに先輩に言われて、いろいろ任された結果、体調崩して社会生活送れないくらいになった。
わりとあるあるじゃないかと思う。

ずんどこに鬱だし、集中力も体力もないし、希死念慮でこの世が嫌すぎるし、40歳不惑とは? と、ずっと生きるのが辛かった。
そうして、薬が変更になったりしていたら、いきなり躁転して、全然眠くなくて、疲れなくて、やりたいこととかアイデアとかが浮かんできて……あれ、これ絶対ヤバイじゃん、エネルギー切れになった途端に急降下するやつじゃん、と戦々恐々と生きている。
現在は、また鬱側に落ち込んで、ブレブレするけれど、ぼちぼちでんな、という状態だ。

鬱状態が本当に辛い時、SNSで双極性障害の単語を検索して、いろいろな人たちの投稿に支えられた。
「みんな、同じなんだよ」という一元的な慰めが、昔の私は大嫌いだったけれど、でもそんな『大枠の同じ』である人の言葉に、今日は死ぬのをやめようと思わせてもらった。

別にそうなりたいわけではないけれど、私が自分を振り返る作業が、誰かの灯になったら、それはそれで嬉しいなと思う。

ちなみに、『千里の道より最寄りのコンビニ』というタイトルは、体力がない時は最寄りのコンビニすら行けなかったことを思い出して。
ベッドから起き上がれなくて、トイレにも行けなくて、自分の膀胱の限界を感じつつ、それでも体を動かせなかった人はたくさんいると思う。
語呂は若干『ペンは剣よりヒプノシスマイク』を意識した。後付けだ。

いま気付いたけど、必死に文章を打ってたら口からカロリーをあまり摂らなくていいことに気付いた。正月太り解消にもいいかもしれない。
ではまた。

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