白日

蛇が昼寝している

木から落ちているのに
ぜんしん、時のないように
動かない
陽は風をくぐった
実はついて落ちている
蛇のかたちのゆめ

ぜんしんが
熱そうだから
庇しの代わりを探してこよう

にんげんの
子供らが
悪さしないよう見張っていよう

  ★

あめ、色、そして白


ゆめを聞く……………………ゆめは消える……


冥府の扉は閉じていて
怯むほど速く遠ざかり
とこしなえにここにおり






いつとなく
影うすくこく覆いかぶり
蛇もはや闇のあと

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