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ないものねだり

素直な気持ちを、やさしい言葉で。
簡単そうで全然簡単じゃない。

それができる人が好きだ。

なんかこう、文章を書こうと思うと、なぜだか堅い言葉遣いになってしまう。個性ですよ、と受け入れればいいことなのだろうけれど、その個性が、いちいち嫌だ。わたしはわたしが好きじゃない。

著しく愛情の欠如した人生を送ってきたせいだろう。自分を肯定してくれる存在が希薄だったから、いや、現在進行形で希薄だから。

真面目、と言われるのがすごく嫌いだ。頭が硬い、と言われているように感じてしまう。融通が効かない。柔軟性に欠ける。おもんないやつ、って感じ。

自分とは一生のお付き合いだ。変わらなければ一生苦しいまま。
素敵な人を見るたび、知るたび、自分はどうやったらそこに近づけるのか、今の苦しさから逃れられるのか、一生上がれないキラキラした土俵に上がりたいのに、もういい年なのに大した経験値も積んでいない薄っぺらさが嫌になる。このまま生きていくなんて嫌だって思っているのに、何もできていない、勇気のない自分が嫌だ。

何を目指せばいいんだ、誰をモデルにすればいいんだ。理想を追うより、自分らしさを認めた方がずっと楽だ。思ったことを素直に、やさしい言葉でアウトプットできたら。取り繕うことなく、自分を認められたら。

自分の良さってなんなんだろう。客観視するのは難しいなあ。

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