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どうぞ、お先に。

『ばらかもん』という漫画があって、その中に好きな台詞があります。

☆ざっくりあらすじ
主人公は若き書道家で、作品の受賞パーティにて展示館の館長に「実につまらん字」とその作品を酷評されて館長を殴ってしまいます。

頭を冷やすために、とある離島で暮らすことにした主人公。
島民との触れ合いの中でさまざまなことを学びながら、作品作りに励んでいました。


そんなある日、書道展に出品した自信作が、準賞になったことを知ってさらに大賞受賞者が自分より年下だったことを聞き、大きくショックを受けます。

そんな彼の気分転換にと、島の子どもが新船の船出の際に行われる餅拾いへと誘いますが、やったことがない主人公はなかなか餅が拾えません。
元々落ち込んでいたところに、餅拾いまでうまくできず、「何をやってもうまくいかない」とさらに落ち込みどんどんネガティブでマイナス思考へ。
そんな主人公へ餅拾いの名人と言われるおばあちゃん、ヤスばが餅拾いのコツを伝えました。

〝ゆっくり待って地面に落ちたっば取っとよ〟〝下ば見っとよ チャンスは意外にも下に落ちちょるけんね〟

書道と餅拾いを重ねて考えていた主人公。結果が出なくて焦り、落ち込み、自己否定をしまくっていた主人公は思わずヤスばに聞き返します。

「それでも取れなかったらどうすればいい?誰かオレより上手い奴がいて、どうしても餅を拾えなかったら…」

〝どうぞお先に。人に取られたものを欲しがる必要はなか。諦める必要もなか。譲ってやってもっと大きな餅ば狙え〟

この言葉すごく良いですよね。

ちなみに公式サイトから無料で読めるので、この回も読めますよ!

島民のみんなの、パーソナルスペースずかずか入り込んでくるあたりも笑えてしまう笑



『譲ることと、拾うことを諦めなければホレこの通り』と
どっさりとお餅が入った袋を見せるヤスば。

なぜこのフレーズを思い出したかって、きっとわたしの中で何か思い出すきっかけがあったんでしょうね。

自分の心地よいペースでいいと思うのです。

焦って何かを進めることは、わたしにとっては心地よくない。
そして焦って手にしたものは、そのまま焦りの気持ちが抜けないと思う。根底がソレだからね。

わたしはわたしらしく心地よいペースで
今もこれからもチャンスとタイミングを掴もうと思います☺︎

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