Xデザイン学校大阪分校2021ベーシックコース振り返り #2 ビジネスインタビュー

6月26日に#2 ビジネスインタビューを受講してきたので、その振り返り
前回#1の記事はこちら

先に総論

第2回講義を通して一番感じたことは『講義を課題や研修として捉えるのをやめたい。』です。

前日譚

6月26日の第2回講義 ビジネスインタビューに先立って、浅野先生から事前に当日の課題共有と、チームでディスカッションしておくと良い旨のご連絡がありました。そこでディスカッション用にCチームのオンラインホワイトボードを作成、チームの皆さんに共有しました。

ただ、ここで具体的に何をディスカッションすればよいのかイメージができておらず、思い悩んでしまいました。(浅野先生にすぐに聞けばよかった。)
ディスカッションするのは課題企業の
・As-Is?
・To-Be?
・当日、インタビューで聞きたいこと?

チームの皆さんと話し合った結果、事前にディスカッションするテーマは「将来提案するサービスに向けて、課題企業である某飲料メーカーのAs-is・今どういう企業なのかについて把握すること」に落ち着きました。

某飲料メーカーのパーパスブランディングや、DXについての事例、近年の研究動向・商品展開、その他取り組みなどのニュースを調べ、

・女性向け麦茶でのファンミーティング
・防犯に貢献するカメラ付き見守り自販機
・小学校と工場を直接繋ぐオンライン社会科見学

などなど、ユーザーとの関わり方に重きを置いている企業なのかなと感じ、漠然としたイメージを抱きました。

漠然としたものではありますが、課題企業に対するイメージは自分の中で沸いてきたものの、当日ユーザーインタビューで聞きたい問いについてはほとんど浮かんで来ません。
課題企業の現在のデータ活用方法について聞きたい等、いくつか質問は沸いてくるものの、せっかく課題企業に直接インタビューできるのだから、その機会を大事にしたい気持ちも働き、なんだか外した質問になっているような気がして上手く自分の中で何を聞きたいか整理できませんでした。
講義が終わってから思ったことですが、これはひとえに自分の準備の足らなさと教養の無さ、また貴重な機会が故に問いを立てるという正解のない取り組みで、正解の問いを探そうとしてしまった所為だと思いました。

結局、当日何を聞きたいか、また課題企業のAs-Isがどういうものか上手く自分の中で落とし込めず、第2回講義の課題がどういうものなのか少しふわふわした状態で当日を迎えてしまいました。

そして始まる講義当日

先生からビジネスの可視化など一連の講義があった後、
当日のワーク1回目、課題企業のAs-Isの表を埋める作業に入ります。

As-Isの表を埋める作業では、まず課題企業HPから引っ張ってきたビジョンやパーパスの言葉を切り貼りし、項目を埋めていきました。
切り貼りするのではなく、自分の言葉で再定義し書き込んだ方がいいのではとも思いましたが、As-Isは課題企業の現在について書き込むのなら、課題企業が使っている言葉をそのまま持ってきた方がいいのでは?どっちだ?と考え込んでしまい、切り貼りした文言を持ってくる形になりました。

このAs-Isのワークでの浅野先生のフィードバックを聞いた際に下記のようなメモ書きをし、自分の中で大事にしようと思ったのですが、

画像1

次の2回目のワークTo-Beの項目を埋める際には、To-Beの項目を埋めるという課題をこなそうとするのに意識のフォーカスが行きすぎてしまい、完全に他の企業でもできることに陥ったTo-Beを発表してしまいました。

これら前日までの準備や講義当日のAs-Is、To-Be2つのワークへの取り組み方はいかにも受けに回っており、先生が指針を示してくれることを期待して自分の頭で考えることを怠り、当面の課題を埋めるだけの待ちの姿勢に陥ってしまっていると強く痛感しました。

要は与えられた枠の中で動こうとしており、間違ったことをするかもしれない恐れに気持ちが負け、想いや熱意が薄く、アート思考的でなくなっていたと思います。

何故、そういった考えに陥っているのか一番の原因を考えてみると、講義に対する捉え方の問題で、『講義を課題や研修として捉えているから』に尽きると思いました。

講義を課題や研修として捉えるのをやめたい

講義を課題や研修として捉えているから、
・目の前の課題をこなすことにフォーカスしにいってしまう
・(課題の)正解を探そうとしてしまう
・事前の準備が十分でなく、ブランドに投じる思いが足りない
・将来的なサービスの提案まで考えて問いを立てれていない
・思考がスケールできていない
・命を削ろうとしていない

というところがあると思いました。

講義後半で、課題企業が何屋から何屋になるのがいいか、浅野先生から問いかけがありましたが、具体的な答えを自分の中で出すことができず、
これは教養の無さから思考をスケールさせられていないのもありますが、それ以前に問いかけに対して正解を探そうと無意識に陥ってしまい、思考をスケールさせる前の段階で頭が止まっているのだと思いました。

また講義中に先生が、失敗してもいいという話をよくして下さっていますが、それは(当たり前ですが)失敗してもいいから本気にならなくてもいいという話ではなく、命を削って失敗しても(講義だから)死なないので大丈夫という意味で合って、命を削る気概で挑まなくてもいいという意味ではないと思います。
その辺りが自分は覚悟が足りておらず、前日までの準備も含め、ふわふわした状態で講義当日に挑んだことに繋がったのかと思いました。

「大企業の新規事業は成功しづらい。だって命を削ってないから」というお話が毎回ありますが、課題企業への提案の取り組みも今の自分にでき得る限りの熱量を投じなければ良い形の物にはならないし、学びもほどほどの物しか得られないのではないかと思い、自分にできる形で取り組み方を改めたいと思いました。

なんかこう今の自分はすごく浅瀬でちゃぱちゃぱしている感じがあって、そうなっているのは知識と教養と覚悟が足りないからだと思うのですが、少なくとも覚悟や想い・熱量に関しては今より投じられるはずで、改善します。少しずつでも自分にできる形で。

自分に根付いた習性をすぐに変えるのは難しいかもしれませんが、
課題をこなすことに陥りそうになった時、一度目の前のフォーカスしているものから離れてみて我に返って考えるようにしたいと思います。
大事なことはふとした時に見返せるように部屋に張り紙を張っておこう・・・

ユーザーインタビューについて自分の所感

質問し逃しが多い。本番のインタビュー以外に課題企業の社員の方がZOOMのブレイクアウトルームに様子を見に来て下さった時も、いくつかご質問はさせて頂きましたが、聞き逃しもあり、もっと突っ込んで聞けばよかったと思いました。
この辺も想いの投じれていなさがあると思います。

リーダーの仕事は導線を引くこと

オンラインでこういったチームでの課題への取り組みやグループワークを行うのがはじめてで、チーム内でのコミュニケーションの取り方を模索しているところもあり、若干、チームでの課題の進め方などで受けに回って様子見気味になっているところが自分の中でありました。
ここも遠慮を理由に、アート思考的な熱量を投じないことに言い訳を作っているところが自分の中であったと思うのですが、まずはリーダーの仕事は導線を引くことと思って、チームでの課題の進め方も今よりもっとボールを投げてみようと思いました。
まずはチームの皆さんについてもっと知りたい、誰がどういう背景とどういう引き出しを持っているのかを共有したいという想いから、簡単な懇親会を兼ねた自分プレゼン会を開くことにしました。
一人辺り10分ぐらいの持ち時間を持って貰い、仕事・趣味・自分の好きなことなんでもいいので、好きなテーマについて写真やスライドを交えて語って貰うことにしました。Cチームの皆さんご協力頂きありがとうございます。皆さんのお話が聞けるのか今から楽しみです。

noteの書き方について

これまでは一度に全部書き上げて少し清書するような書き方をしていたのですが、noteの書き方を以下のように変えてみました。

1.はじめに箇条書きで感じたことを羅列する(ダーティプロト)
2.それから書きたい内容を整理していく
3.書いてるうちに思考が発散するので書きたいことがどんどん出てくる
4.それを最終的にまとめて仕上げる(一次プロト)

今回は書きたいことがたくさんあって、上手くまとめれていないところもありましたが、前回より書き方に発見があってよかったです。

次回の目標

講義中に課題をこなすことに陥ったり、意識のフォーカスが変な方向に行きそうになった時、講義時間中に少しでも自分の中の羅針盤を修正するようにしたい。
ぶさいくでもまずは自分の中ですぐ形にして失敗してみるようにしたい、初めから最大値を出そうとしない。ラフに作って早く回す。


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