Xデザイン学校大阪分校2021ベーシックコース振り返り #3 エスノグラフィ
7月31日に#3 エスノグラフィを受講してきたので、その振り返り
前回#2の記事はこちら
書きたいことが定まらず筆が止まる
第3回講義は前半にエスノグラフィについての講義・解説、後半はチームで提案するサービス案についての発表会という構成でした。
発表での自チームや他チームへのフィードバックも含め入って来た情報がたくさんあり、書きたいことはたくさんあるけど、それをどうnoteの形にしたら良いかが定まらず、講義後の数日間、noteを書こうとするものの筆が止まってしまっていました。
書きたいことは頭の中に浮びはしますが、講義直後に頭の中の書きたいことをそのまま形にするのは何かを違えているのようなどうしようもない違和感を感じてしまい、筆を進めることができませんでした。
結局、連日、noteを形にしようと思い取り組むものの全く筆が進まず、振り返りnoteの下書きは1文字も記載されないまま火曜日になり、3日間が過ぎました。
日中、仕事や他の用事をこなす間の空き時間にnoteをどんな風に書こうかと考えいると、いくつか腑に落ちて来たことがあるので書き出します。
unleanと型にはめることの大切さ
今回の講義の振り返りで特に思い起こされたのは
・unlearnの大切さ
・型にはめること
の2点でした。
unlearnの大切さ
今回の講義は後半にサービス案の発表会があったこと、またそのサービス案の練り具合に不十分さを感じていたこともあり、どうしても後半の発表会に意識がいってしまい、いつも以上に気持ちに余裕のない中で講義を受けることになりました。
特に講義当日1週間前のオフィスアワーを経て、提案サービス案について
・振出しに戻ってイチから考えることにした点
・発表するために課題を形にしないといけないが時間も残されていない点
などにより気持ちに余裕がなくなった結果、これまでの自分が身に着けて来たやり方に無意識に頼ろうとしてしまい、完全にunlearnの精神を忘れた状態に陥っていました。
unlearnについては第0回講義で浅野先生がスターウォーズのヨーダの言葉を引用して
You must unlearn what you have learned.
何かを学ぶためには今持っているものを忘れなくてはならない
という言葉と共に解説して下さっていた際に、「新しいやり方を学ぶためには自分のこれまでのやり方を一度忘れないといけない」、「ただこれが難しく、余裕がなくなると皆さんこれまでの自分のやり方に頼ってしまうんですよね」という趣旨の発言をして下さっていたと思うのですが、今回は余裕を失った所為で完全にunlearnの精神を忘れていたことを後から振り返って思い知りました。
型にはめる
余裕がなくなり自分のこれまでのやり方に頼ってしまいそうになったり、迷いに迷って課題やサービス案の方向性が定まらなくなってしまった時に大事なのが「型にはめる」ことなのかと振り返りの中で思い当たりました。
型にはめることの大切さ自体は昔、空手をやっていた経験もあったため、なんとなくニュアンスとしては受け止められていたのですが、その型をどうやったら身に着けることができるのかは自分の中で腹落ちしていませんでした。
型の身に着け方についてはまだ実感できていないことの方が多いのですが、
第3回講義当日の先生の言葉に「資料にヒントや回答がちりばめられている」というものがあったこと、また講義後にチームで課題定義の再共有とサービス案の再設定のMTGを行った際にとあるチームメンバーの方が第2回講義のW型問題解決モデルについて共有してくれたことがきっかけになって、道に迷いそうになったり、方向性が定まらなくなった時はこれまでの資料を振り返って型を確認することが今の自分にできる近道なのかと思いました。
また型を身に着けるためにはunlearnができていることが重要なことも強く感じました。unlearnができていないと新しい型が身に付く前に自分の従来のやり方に頼ってしまうので型がうまく身に付きません。
エスノグラフィについて
講義前半のエスノグラフィについては、暴走族のエスノグラフィの話が特に印象に残りました。暴走族に単発でインタビューしてもかっこつけた武勇伝しか語らないため実態がわからない、だから自分が実際に族に入って観察したことを題材にエスノグラフィの方法論の例としてお話し下さったのが印象的で同書を読んでみようと思います。
ブリコラージュについて
これまでの講義で先生方がおっしゃってた教養の話とも繋がる話だと思うのですが、全く違う分野の知識や自分が重要だと思っていなかった知識がいつか自分を救うことがあるというお話は私のこれまでの短い人生でも何度か感じたことがありました。
その中で自分に対して様々なことを経験しようと意識づけしている時期もあったのですが、最近は仕事や環境に理由をつけて行動頻度が大きく下がったり、過去の経験も思い返せば自分の趣味嗜好に偏った経験になりがちだったため、もっとこれまでの自分からすると分野外のことも含めた幅広い経験を増やしたいと思いました。
学生時代に美術部に所属していたこと、職種がソフトウェアエンジニアなため、芸術・技術方面に関心がよりがちだったのですが、畑違いの分野にも一度機会を作って飛び込んでみようと思います。
ブリコラージュについては全く自分の中で整理できていないため、野生の思考の本も折をみて読みます。
懇親会
懇親会めっちゃよかったです!特に普段しゃべる機会のない他チームの方やゲストで参加されていた山縣先生とお話しできたのがすごく貴重な時間でした。
雑談の中で山縣先生に「講義中の自分の発表について何かが間違っている違和感を感じた際にどう対応したらよいか困っている」という趣旨のご相談をさせて頂いた際に「何かが間違っていることに自分で気づけるのがすごく価値があること」という趣旨の言葉を頂けたのがとても印象的でした。山縣先生、ありがとうございました。
懇親会でお話する機会のあった他チームの皆さんもありがとうございました。課題に感じていることを共有できたり、普通に雑談もできてとても楽しかったです。
今回お話しする機会のなかった方々も今後懇親会などで機会のあった際にはよろしくお願いします。
幹事のお二方と先生方お二方も機会をご提供頂き本当にありがとうございました!
学び方について
Xデザイン学校で講義を受ける中、サービスデザインの方法論を学ぶこと以外で、私として一番価値を感じているのが「学び方を学ぶ機会を与えられていること」なのですが、今回の講義の振り返りはその重要さを強く感じさせられました。
一先ず、noteを書き上げることはできたので、まずはこれまでの資料をもう一度振り返り、型を身に付けようとすることから始めてみます。
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