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cocolinの期間限定、無料お試し利用に行ってみた

これは、元ノラヤ管理人が、コワーキングスペースにドロップインして率直な感想をレポートするシリーズです。(はい、シリーズにしました。)今回お邪魔したのは、仙台のコワーキングスペースのさきがけ、「cocolin」です。

かつて宮城野区榴ヶ岡にあったコワーキングスペース、cocolin。入居していた建物がなくなるということで移転して、現在は五橋で運営されています。

そんなcocolinで、このようなキャンペーンをやっているのを発見!
「7・8月限定 cocolinご利用お試しキャンペーン実施します!」

通常はドロップインがなく月額会員にならないと利用できないcocolinですが、7月~8月いっぱいまで、期間限定で体験利用ができるというのです。サービスの電源、Wifiはもちろん、フリードリンクや備え付けの文具も利用できて、しかも無料。せっかくの機会。お試し利用を申し込んでみることにしました。

そんなわけでやってきました、住所は清水小路ですが、「五橋」と言ったほうがわかりやすいかも。旧市立病院のすぐ近くです。

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最寄り駅は地下鉄南北線五橋駅、北1の出口から出て長町方向に歩きます。仙台駅から歩いても10分くらいで着きます。一階にイオンがあるビル、ここです。ごく普通のオフィスビルみたいです。とりあえず入ってみましょう。

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あった!小さなサインを発見。カフェの看板もある。この奥ですね。

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ここが入り口です。

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念願のcocolinに来ましたー!

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鉄のドアからは想像もつかない、木をふんだんに使った温かみのある場所がありました。隠れ家みたいです。

早速スタッフの方に、中を案内していただきました。

私は榴ヶ岡にcocolinがあったときは2回か3回くらいお邪魔したことがあります。でも移転してからは初めて。前も素敵な雰囲気でしたが、こちらのcocolinもいいですねー!特徴的なのは広くて大きい窓。光が差し込んで、とにかく明るい!窓の外は中庭ですから、人目も気になりません。

窓際の席は、こちらの仕切りのある席が固定席。

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そして奥のこちらの席は、フリー席会員の方が使えます。今はアクリル板で仕切られています。
椅子がカラフルなのもおしゃれですね。
スタッフの方によれば、
「窓際の席は人気なんですよ。コロナ対策で窓をあけて換気もしています」
とのこと。パソコン作業のあいまに、外を眺めてぼーっとできますね。

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部屋の形は、入り口から奥に向かって細長く伸びています。

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大きいテーブル席、少し小さめのテーブル席、奥にはソファ席も。ソファもリラックスできて人気なのだそうです。

ポップな色合いの椅子とテーブルがありました。かわいい。

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「前のcocolinで使っていた家具なども持ってきています」
あ、覚えてます。懐かしい、石巻工房のベンチもありました。

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見渡すと、いろんなところに本棚がありますね。まとまって大きな本棚があるより、なんだかおもしろいです。しかも全部少しずつ形が違う。

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ここは下に座って本を読むのにいいですね。お籠り感が出て。仕事に疲れたらここに佇んでみたいです。

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会議室も、二か所あります。こちらは一般的なつくりになっています。

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そしてもう一か所、利用中で中は拝見できなかったのですが、このまるい木の幹のような壁の中なんです。
「ここの会議室は靴を脱いで入るんですよ。中が人工芝になっています」

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その会議室の前には、複合機、シュレッダー、そして机の上にはたくさんの文具が。ペン、付箋、はさみ、テープなど仕事に必要なものはたいていそろっています。

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奥のカウンターはフリードリンクコーナーです。
「フリードリンクは、お試し利用の方もご利用いただけますよ!宗形さんも後でご自由にどうぞ」
嬉しいサービスですね。お茶各種、コーヒーマシン。そしてポット。(ポットがハイテクな機種で使い方に迷いました…)

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カウンターの中には冷蔵庫もあって、冷たい飲み物もいただけるんだそうです。会員さんの物も置けます。冷蔵庫の上は、電子レンジ。お弁当を温められます。

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こちらの棚にはマイカップ置き場が。マイカップ、いいですね。何か私物を置いておくと、自分の場所って感じがして一層そのスペースに愛着が沸くんですよ。

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ちなみにみなさんお昼は近くのお店に行かれるんですか?と聞くと、
「同じビルにイオンがあるので、必要なものはたいていなんでも揃ってます。お昼も、みなさんそこで買ってくるみたいです」とのこと。
たしかに、それは便利!スーパー併設状態は最強ですね。お昼もそうだし、仕事帰りの買い物も済んでしまう。なおcocolinの奥のカフェ「MEINA」もおいしいそうです!

ひととおり説明をしていただいたので、さっそく席を選んで利用してみようと思いました。

入り口すぐの、まるいカウンターも惹かれますし、こんな畳の席もあるんですよ。ここで打ち合わせしたらめちゃくちゃなごやかに進みそう。しかし私だったらすぐに寝てしまいそうなので…

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奥のソファー席にしました。

座って気づいたんですが、ここ、大きなグリーンがあってちょっと「木陰」っぽい気分です。

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さて実際しばらくこの席で仕事して、まず印象的だったのが、けっこう人の声がして「仕事場」っぽさに満ちていること。

自習室や、利用者が少ないコワーキングスペースだと、しーんと静まり返っているところが多いんです。利用しているこちらも、人の音が気になっちゃったり。そういう環境も、悪くはないです。集中したいときには良いでしょう。でも緊張します。

cocolinは利用している会員の方々が、リラックスしつつも仕事に打ち込んでいる、そんな印象を受けました。あくまで私の感想ですが、ほどほどに声がする環境は心地よかったです。
「そういえば、会社ってこういう感じだったなあ」
と、最初に就職した会社を思い出しました。広いフロアにたくさん人がいて、喋って、打ち合わせして、雑談して、電話して。同じ仕事仲間がいるっていう雰囲気。

cocolinが完全会員制である安心感もあるのかなと思いました。

「お先に!」
「お疲れ様~」
別の席で仕事していた人が他の会員さんに声をかけて立ち去る場面も。
スタッフと会員さんもフリードリンクのカウンターで和やかに会話しています。

コワーキングスペースって、そもそもは会話可能な場所。いつのまにか、だれにも煩わされないオシャレな仕事場、みたいになってきたけど、そうじゃないんですよね。

なんだか懐かしい、コワーキングスペースというものができ始めた初期に見学して回ったスペースのあったかいかんじを思い出しました。

だからでしょうか。この日は平日の昼間なのに10人ほど利用者がいました。現在会員は法人が多く、企業の東北営業所としての利用も多いそうです。

もちろんコロナ対策は十分にされており、利用者は全員マスク、テーブルは仕切りを設置して、アルコール消毒も部屋のあちこちに置いてありました。会員の方々は対面にならないよう席を選んで使っていました。

そんなcocolinですが、一昨年榴ヶ岡から五橋に移転し、運営もMAKOTOからLASSICに変わった当初は、利用者が少なかったそうです。

「LASSICはIT企業です。コワーキングスペースの運営ノウハウもないので、引き継いだ当初はとても大変でした。」と、スタッフの方が振り返ります。
そんな時に、コワーキングスペースについて調べてノラヤのブログなどを見つけ、ご覧になっていたとか…ありがたいことです。

でも、そういう状況からここまで居心地のいい場所を作り上げ維持してこられたのは、並々ならぬスタッフの方々の努力があったんだろうなと思います。

仙台のスペースの中では一番営業が長く続いているcocolin。東北が震災復興のため全力で突き進んでいた2012年、復興起業家たちを結びつける、どこよりも熱い場として産声をあげました。今は頑張りたい人たちが集う場所となって、明るく、温かく、存在しています。

ほんの3時間ほどでしたが、ゆったりしたソファに座って、心地よく利用することができました。

月額会員は、フリー席で12,000円。新規の場合別途入会金10,000円が必要です。入会時に面談がありますが、実態がないとか怪しい会社じゃないかどうか確認するためだそうです。

cocolinが気になる方はぜひ、お試し利用期間中に申し込んで利用してみてはいかがでしょうか!

cocolinはこちら!



ノラヤをクローズしてからは、ほぼ無職の日々です。自腹でスペースめぐりをしているので、支援いただけるとすごく嬉しいです!ドロップイン費用や交通費に活用させていただきます。