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【X-T5】発売から2年で、感じていること

富士フイルムのX-T5は、2022年11月に発売されました。私が手に入れたのは、それから約半年後の2023年4月。当時、予約した際に、以下の記事を書きました。

当時、思っていたことと、入手して約1年半使ってみた、2024年10月時点で感じていること、状況の変化などについて、語ってみたいと思います。

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それでは、当時の目次に従って・・・

1. 手ブレ補正がついてコンパクト 

→予約当時と変わらず

当時からコンパクトさに魅了されて、このカメラを選びました。

D500と比べるとそのコンパクトさが際立つ

手ブレ補正が搭載されていながらもコンパクトなX-T5の選択は、今でも間違いなかったと感じます。最近はフルサイズカメラの選択肢も増えていますが、実際に手にすると、その重さに驚かされることが少なくありません。中でも「小さい」と評判のZ8は、X-T5の倍ほどの重さです。

私自身の撮影スタイルで、スナップ撮影が増えた今、カメラの軽さは重要な要素で、重ければ持ち歩く気力も薄れてしまいます。手軽に持ち出し、さっと撮影できることは、日々の撮影の楽しさにつながっています。


2. クラシカルなデザイン

→予約当時と変わらず

予約した当時は、同じようなクラシカルデザインのニコンZfcがすでに発売されていました。Zfcは、ニコンのフィルムカメラをオマージュして作られたカメラで、クラシカルデザインというよりも、まるで昔のカメラがそのまま現代に登場したかのような印象でした。一方で、富士フイルムは現代に合わせたクラシカルデザインを採用しており、今振り返ると、両者は大きく異なる方向性を持つカメラだったと思います。

そのため、デザインの好みとしてはやはり富士フイルムに一歩優位性を感じます。富士フイルムのデザインは、操作ダイヤルや外観の細部に至るまで、伝統と現代の調和が高い完成度で表現されている点が魅力です。もちろん、Zfも新たなクラシックスタイルの魅力を備えていますが、長く愛用するカメラにはデザインが個性を映し出す重要な要素です。X-T5の外観は、私にとって特に愛着を感じさせる存在です。



3. レンズ資産 

→ 予約当時からアドバンテージは薄れている

富士フイルムのAPS-Cレンズは、元々価格が手頃で、中古市場でもお手頃な価格で入手できることが多く、私も数本購入しました。予約当時と比べ、Xマウントのレンズ資産も増えています。

一方で、ニコンFマウントは、壊れてしまったり、譲ったりして少なくっているという状況です。

しかし最近は、Xマウントは、モデルチェンジの時期に差し掛かっていることもあり、新しいレンズの登場と共に価格も上昇傾向にあります。新しいレンズが欲しい場合は、それなりの価格を覚悟する必要があります。

現在は、手頃な価格で入手できるアドバンテージは少しずつ薄れてきているのかもしれません。


4. ヒエラルキーコンプレックスがない

→ 予約当時からアドバンテージは薄れている

X-T5は発売から2年が経ちますが、いまだに富士フイルムの中で最高水準の基幹デバイスが搭載されています。後発のX-S20やX-M5も登場していますが、これらは一世代前のデバイスを用いたエントリーモデルです。もし、これらのモデルを選んでいたら、性能面での格差に対する「ヒエラルキーコンプレックス」を抱えていたかもしれません。

富士フイルムXシリーズのカメラの利点は、どのモデルを選んでも「写りは同じ」という点がメリットと思っていましたが、さすがに商品の価格とラインナップを考えると、差分が生まれてしまっている状況です。


結論

予約した当時と、若干状況の変化はあるものの、X-T5は、その魅力が色褪せることなく、手に取るたびに選んでよかったと思わせてくれるカメラです。機能性とデザイン、さらには手頃なレンズの資産も含め、日々の撮影が楽しくなるような機種であり、これからも大切に使い続けたいと思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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