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自己紹介~ISSUE 問題の本質②    Follow the money:       信頼と責任という概念の欠如編~

もう一つ、社会問題を引き起こしている原因として、
「生きるとお金の関係」があると思っている。

Follow the money=「お金の流れを追え」という考えがあり、
お金の入り先を追うことで、真意や、
ムーブメントの始点を見つけるためのものであり、
「生きるとお金の関係」に大事な視点を与えるものである。

社会は、基本的に通貨を元に、資本主義で動いている。

お金がなければ、残念ながら生きていけない。

ゆえに、お金のためにする行動というパターンが、発生する。

そもそも、通貨の由来は、エルメスという学者が、
食物の事情で戦争が起きているのを止めるために、発明したものだ。
なのに、お金のために戦争が起きるということが歴史上起きてきた。

本来は、きちんと通貨で交換できるという「信頼」が
前提のものであるはずなのに。

過去の日本の経済発展には、この前提がうみこまれていた。

江戸時代は、士農工商という身分制度があったが、
明治になり、武士が不要になったが、
諸外国と渡り合える国になるためには、
「富国強兵」が必要だった。

それを支えるためにも、経済の発展が必要であり、
そのため、一番身分の低かった商人達が、
正しい方法で、富を生む必要があった。

そこで、渋沢栄一は、
武士の教養を商人に広めていった。(論語と算盤)

その中でも、「責任」という概念が
その後、第二次世界大戦での敗北を経て、復興をしていく中で、
欧米のやり方を取り入れ、利益重視等、
ビジネスにおける責任という概念が薄まっていったと考えられる。

が故に、失われた20年で、失ったものの一番は「希望」である。

そのおかげで、生きていくためにお金という概念ができたのに、
お金のために生きていくという本末転倒な状態に陥っている。

ただ、明治と現在では状況が変わっている。
現在は、責任が複雑化し、大きく多くなっている。
ただ、単に法律を守っているとか、
自己責任では乗り越えていけない状態である。

過去の法律的や道徳的な責任だけでは、
社会も個人もつぶれてしまう。

ロマンと算盤、利益と責任の両立ができる状態を作らなければ、
希望のある未来は、見えてこない。

だから、私は、この社会問題を解決していきたい。

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