見出し画像

自己紹介~ISSUE 問題の本質①   自己の誤認識編~

さて、原体験から
「人はなぜわかりあい、協力できないのか?」

まずは、 自分という存在の誤認により、
 自分という存在につながれていない。

だから、他人ともうまくつながれないと思っている。

日本の自己分析ブームや、やりたいこと探しブーム、
アメリカでは、ハーバードのMBAコースで、自己分析の授業をやるほど、
自己を認識し、繋がれていると感じられていない人間は世界に多数いる。

SMAPの「世界で一つだけの花」という歌が流行した一因も、
自分とつながっていると感じてないからこそ、
ONLY ONEという言葉に引かれたことに由来すると思われる。

ここで、健全な状態とは?を北端康良氏の才能心理学がわかりやすいので、引用する。

            ~ここから引用~
健全な状態とは、自己肯定感(自分はそのままでいい)と
自己効力感(自分はできる)が重なりあった状態と定義する。

 自己肯定感ゾーン
 LV1:よい・わるい等の素直な感情を認められる
 LV2:よい・わるい等の素直な感情を表現できる

 自己効力感ゾーン
 LV3:よい・わるい等の素直な感情を行動できる
 LV4:よい・わるい等の素直な感情で人を巻き込める
     ~ここまでいくと、 リーダーシップレベル、以上引用~

私の人生に多大な影響を与えた、山田玲司氏の著作「NG」で、
LET IT BE~あるがまま~についての考察がなされているが、
非常にわかりにくい概念であることがわかる。

様々なバックボーンを持つキャラクター達が現れ、
自分を認識し、つながっていく物語である。

他者から認められず、
「自分はNO GOODのNGじゃない、NEW GOODのNGだ」
と、自分の枠の中だけで生きてきたアイドルオタクの主人公。

母親から認められず、トップアイドルになり、母親から認められ、
生きていてもいいんだと思いたいヒロイン。

主人公はジゴロであった父の遺産を使い、
「そのままでいい」と伝えていき、
癒しを求める人に支持をされ、メジャーに上り詰めていく。

その中で、彼は葛藤していた。

「信じているだけで夢はかなうなんで、嘘だ。
本当は行動すれば、何かを変えられるかもしれない。」

一度はヒロインと結婚まで行ったが、自分を偽れなくなり、
全てをヒロインにばらし、別れてしまう。

だが、彼は自分の力で闘い、彼女を取り戻そうとする

「才能とは闘い続ける力そのものだ」と信じ、
素人の状態から、血のにじむ努力をし、
ヒロインのプロデューサーオーディションまで、
這い上がる。

「君がそのままで笑えるように、このままじゃだめな僕なんだ」
という歌詞と共に。

彼女との生活まで、 あと、一歩のところなのに、
彼はまたも自分を偽れなかった。

 疲れ果て、やつれていたヒロインの姿を見て、
「彼女に音楽をやめよう、しあわせになれない」と言い、
追い出されてしまう。

たった一度のチャンスだったのにも関わらず、
何もできなかった主人公は、うなだれ、失意のどん底に陥る。

「これが自分なのか、これが本当の僕なんだ」と

だが、そこに、天の啓示があった

ここから、主人公の本当の闘いが始まった。

父の遺産のからくりを世の中にばらし、
本当の自分で生きていくことを決意した。

「うすっぺらな慰めの言葉で、脳みそを止めてちゃだめなんだ!!
ちゃんと迷って、行動して、傷つかなきゃ、救いなんかないんだ!!」と

そして、彼は、ライバルからの
「お前はこのままじゃ、NO GOODのままだぞ」という言葉に対しても、
揺れることなく、言い放つ

「僕は、NO GOODでも、NEW GOODでもない。
本気になって闘ってみて、初めてわかったよ。僕は僕だ。」

「そのままでいい」という自己肯定感と、
「このままではいけない」という健全な自己否定感
(その行動の中で他者に認められていき、自己効力感を得ていく)を
併せ持っていることが、自分へとつながる鍵であることを教えてくれた。

この自己の認識がごちゃまぜのまま、
自己肯定感をあげるだったり、
自己効力感をあげようとしてしまっていることが、
自分とつながり、自由を得るのではなく、
他者から刷り込まれたものとつながり、
他由になり、悲しかったり、苦しかったりしても、解決につながらない。

そして、自我を保つため、よりどころを欲し、
また、さまよい求める

これは、社会に起きている被害者と加害者の輪廻
(被害者が加害者になり、加害者が被害者をさらに生む)の問題の本質であると考えている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?