精神の病の話①

どうもこんにちは。何日目だかはっきりしなくなってきました。

昨日の記事では午前中書いて午後公開とかなんとか言った気がするのですが、根本的に書いたものを一回保留にするのが向いておらず、結局午前中いっぱいつかって書いた記事を午後いっぱい使ってちょこちょこ添削するという流れで一日を費やしました。無駄。
ということでやっぱり書いたら即出しします。推敲という言葉が一番向いてない。

今日は書くことがあまり定まっていないのですが、私が発信できる情報で一番有用な気がする病気の話をそろそろ書き始めようかなと思います。以下目次ですが分け方がかなりふわっとしている。

病気の概要

いまさらながら身バレがどうこうみたいな話が若干怖くなってきたので病名なんかはぼかしておこうと思いますが、簡単に言うときっかけは不眠症状で、それをこじらせて発狂、隔離入院を経て現在療養中ということになっております。

最初の症状の話

不眠の前段階の話

一日二日寝付けないようなことというのはシャカイジンをやっていればよくある話だとは思うのですが、私の場合睡眠時間を記録するアプリをつけており、不眠症状が出る前の週は逆に眠すぎて仕事に支障が出ていたことがわかっております。
普段より1~2時間睡眠時間が長いのに昼間ねむくてしかたないという症状に見舞われており、おかしいなあと思っていた。今思うとホルモンバランスの云々とかかもしれないけどわからん。女性の身体はホルモン周期で結構あっけなくあれこれ崩れるのでホント、めんどくせーことこの上ないですね。

とにかくそれまでクソネミだったのに、ある日急に寝付けなくなってしまいました。多少不安になりましたがそれ以前に仕事に支障が出るなと思ったので、軽い気持ちで休みを取って病院へ行くことにしました。そこまでの段階ではそんなに大事になると思っておりませんでした。

以下は使っている睡眠時間記録アプリ。ちょっと前に流行った印象。

内科に行った話

さて、今思うとその時点ですでに判断力がだいぶどうかしていた気がするのですが、最初に行った病院は普通の内科でした。選んだ理由は家から近かったのと、睡眠障害の治療をしているという情報が出てきたため。ちょろっと睡眠薬の類でももらえねえかな~というノリで。
しかしそこでは睡眠薬はもらえず、心因性の不眠が昨日ありました!→じゃあ安定剤出しておきますね、2週間ほど飲んで様子見てみてね~という流れでした。当時はナンデ??????と思いましたがそりゃそんなすぐに睡眠薬処方はされねえよな、と今は思う。
そもそも『精神科や心療内科の類は処方が慎重なので、そんなすぐに即効性のある薬を出してくれるもんではない』ということを忘れておりました。なぜそんなことを言いきれるかというのは過去の発狂の話につながります。

過去の病の話

過去と今回との共通点の話

筆者は過去にも似たような発狂による隔離入院をやっております。
その時は不眠ではなく生理不順をきっかけに、その辺のテキトーな病院にかかりました。それが心因性であるという自覚はあったため、精神科の類へ。
しかしその時も病院では自分が思ってるほど深刻にとらえてもらえなかったというか、とりあえず軽めの薬で2~3週間様子見ましょうね、という感じの処方をされました。
過去の時も今回も、病院の対応が自分が思っているより遅いことに焦り、結果どんどん悪化していったような気がします。普段体感でなんとなく管理している体調にあからさまに普段と違う異常がでたときに、「やばい、休まなきゃ、病院行かなきゃ」という判断をするのがかなり急すぎた。病院が遅いというよりは、わたしが速すぎるんだな。
そのスピード感を他人に共感してもらえないのでどんどん焦っていき、脳の働きが加速していって、ついには自分の手に負えない速さで症状が進行していった……ような気がする。結果としてとにかくわけのわからない言動をくりかえすものだから、気が付いたら家族の判断により隔離病棟にぶちこまれていた、というのが、2度にわたって共通の自覚症状です。

「発狂」症状の話

わたしは隔離病棟にぶち込まれる原因になった自分の症状を「発狂していた」としか言いようがないのですが、具体的に発狂って何よ?というお話。

「発狂」は、気が狂うこと。「狂う」は、物事の働きや状態が正常でなくなることで、人だけでなく、「調子が狂う」「時計が狂う」「順番が狂う」「勘が狂う」「手もとが狂う」など、さまざまな場合に使われる。

https://dictionary.goo.ne.jp/thsrs/3562/meaning/m0u/

なるほどそういう意味だったのか。まさにそんなかんじ。

わたしは発狂していた時の言動をなんとなく記憶しているのですが、脳がものすごくハイペースでの連想ゲームを行っていたような感覚がありました。結果「1+1=?」という問いに対して、満面の笑みで自信満々に「ああ、それはバナナですね!」って返すみたいな会話をしていた。このひとあたまがおかしいよお。
『1+1は2でしょ何を当たり前のことを言ってんだ、そういや2って漢字で書いてもカタカナで書いても同じような二本の棒だよね、棒状のものと言えばそういえばバナナあるよね』みたいな連想を一瞬で行っており、口から出る言葉は相手にとってはなんだかよくわかんない、みたいな。実際はそこまで支離滅裂な妄想ではなくもうすこし整合性のとれた連想をしていたような気がするのですが、結局は他人の発言にきちんとした返答を返せない状態だったため、その状態を「発狂していた」と見なしています。

……その状態を覚えてるのって、自分が生き恥さらしてたの記憶していることになるんだぜ。結構キツいぜ。
多弁にして多動、演技じみた独り言を演技じみた身振りとともに繰り返し続けていた状態のことを「覚えている」。個人情報は筒抜け、普段人に言わないようにしてる感情の機微も丸出し。精神的露出プレイですよ。なんの拷問だ?
じんせいっておもしろいですね。

過去の診断の話

さて過去と今回とでは診断名が違ったのですが、過去は「急性」で「一過性」の精神疾患であるという診断でした。幻覚を見ているように思われる言動を繰り返していた(記憶があるので断言できますがたぶん幻覚は見えてなかった)ためか、統合失調症を疑われたのですが、症状がすぐに収まったためにおそらく該当しない、という判断だった気がする。再発したら統合失調症の可能性が高いよ、的な感じだったような。

過去にはツイッターで大荒れにアレな言動をくりかえし、実家に担ぎ込まれて病院に行こうとした過程で行方不明になって警察沙汰を起こした経緯があります。そんなアレなアカウントをID変えたとはいえまだ使っているあたり面の皮が厚い。

ちなみに今回、結果としては「再発した」ということになるのですが、診断名は統合失調症ではありませんでした。

眠りへの恐怖の話

今回の経緯

今回は眠れなくて困る、集中力がないので仕事がままならない、という自覚のもと、最初の症状からずるずると1週間仕事を休みました。次の日は行くぞ、次の日こそは行くぞ、というのを毎日繰り返し、しかし眠れなくて結局仕事にならねえ、じゃあいいや休も、という感じで毎日会社に電話をした。正直眠れなくても精神状態はそんなに悪くないので、ヤッター会社休むに値する(と自分に言い聞かせられる)理由があるぞ、空いた時間で遊んだろというノリでかなり気持ちは軽かった。

しかしだんだんと会社に電話をするのが、というより日常生活がままならなくなっていったのを覚えています。次に何をするのか記憶できず、人からの質問にきちんと答えられない。複数人との会話がままならず、自分のペースを乱されると過剰に精神を乱される。あ~疲れてるな~これやべえかもな~の思いは日増しに強くなっていきました(相変わらずわーい仕事休めるぞ、という喜びのほうが強かったけれど)。
極めつけは1対1で人と通話をしたときに、自分が何を言っているのか意味が分からない(日本語をしゃべっているのに意味が通らないように聞こえる)という症状に見舞われたこと。過去にもありました。
あ、これ前回とおなじく発狂しているな、というのを、過去に一回やっていたおかげで早めに自覚できたという点でものすごく成長していた気がする。ま、自覚できた時点で手遅れだったんすけどね。

劣悪な睡眠環境の話

さて少し話は戻りますが、毎日職場に連絡していた1週間の間の夜はほとんど眠れなかったため、なんとか昼間でもいいから眠ろうと手を尽くしました。リラックスするために父親と自然の中にコーヒー飲みに行って昼寝したり、母親とリラクゼーションサロンに行ったり。
しかしそもそも不眠症状の原因として、ベッドの質が著しく悪かったという不満がありました。以下箇条書きで当時のベッドへの不満(今は改善しています)。

①たかい
姉が実家に残していったロフトベッドに寝ていたのですが、高いところなので地震なんかのたびにだいぶ怖い思いをしていました。頭側に天井まで届く本棚があり、そこにあれこれ置いてあるので地震が来たら頭に全部降ってきそうだな、みたいな不安もあった。
頭と足を入れ替えればいいじゃんという発想も若干あったのですが、足側が北を向いているので躊躇があった。

②せまい
ロフトベッドなので落ちないよう柵がしてあった。さらにベッドの半分を占拠するクソデカワニのぬいぐるみがおり、寝るスペースが著しく狭かった(これは自分が悪い)。

……ワニの大きさわかりづらいっすね。上のタコの情報を貼れば伝わるでしょうか。

https://zeepetmart.com/products/sk001

③あつい

当時は今ほどクソアチではなかったのであんまり関係ないといえばないですが、エアコンが遠い、しかも間に本棚があるので冷気がこないという不満がありました。ファッ〇ンホット。

簡易ベッドで聞いた異音の話

普段のベッドがあまりに寝苦しいということを切々と訴えたところ、見かねた父がキャンプ用の簡易ベッドみたいなものを部屋にすえつけてくれました。父はキャンプ趣味によりよくわからない道具を大量に持っています。父以外の家族は誰もその全容を把握していない。何なら父本人も全容をちゃんと把握できているのか怪しいときがある。
ともかく父母が出払った昼間にその簡易ベッドによこたわり、自然音(下の動画参照)をBGMにするなどして、限りなくリラックスした状態になりました。

あ、昼寝できそうだな、からの意識がどんどんうすれてきた、からの寝れそうふわふわ~いいきぶん~、みたいなところで急に「パチッ」という音を頭の上のほうで聞いた。

……文字にするとその時の違和感が全然伝わらないのはなぜだろう。

私はその音を「脳が眠りに落ちるタイミングの切り替え音」だと反射的に認識してしまいました。実際のところ何の音だったのかはぜんぜんわからない。ただ聞いた瞬間「この向こう側まで意識を手放すと戻ってこられないかもしれない」という気持ちにじわじわと頭の中を支配されていったのを覚えています。
雪山遭難とかしたわけでもないのに「ねたらしぬかもしれない」という思いで頭がいっぱいになった。

不思議とその時、恐怖はなかったのです。でもあとから思い返すとどんどんこわくなっていって、今までは「なんとなく眠れない」だったのが、「意識的に寝ることに恐怖を感じる」状態になった。そしてそこまで思い詰めてしまった時分には、体感時間の感覚が著しく歪んでいたのを覚えています。


きりがいい気がしたので、今回はこの辺で。次回は入院生活って人体実験じみててある意味たのしいぞの話を書こうと思います。

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