見出し画像

philia

みんなだいすき氏の「生まれてきてくれてありがとう」を読了。

これは、犯罪を助長する作品、ではないと思う。念のため。

この世には人を傷つけないと、究極的には他人の肉体や魂を破壊しない限り、幸せになれない人間が存在する。

生育歴など心理学的なアプローチも可能だろうが、多くの人が生まれながらに異性を愛するように、「特に理由なく」到底社会に受け入れられない指向を持つ人は一定数生まれてくる。

それは人類にとっての不都合なのだろうか。

地上から、抹消すべき欲望なのだろうか。

ではその欲望を容認したとして、誰が彼の愛情の受け皿になるのか。

欲望を抹消したとき、それはその人自身を抹殺することに繋がりはしないか。

答えはないし、目を覆いたくなるような描写やセリフもあったのですが、意味を持って描かれた作品だと感じました。

以下リンクから読めます。

生まれてきてくれてありがとう




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?