【ネタバレ注意】しんのすけ、お尻出して踊る説
※『クレヨンしんちゃん』1巻のネタバレを含みます
※『クレヨンしんちゃん』1巻時点の考察です
はじめに
臼井儀人による漫画『クレヨンしんちゃん』に登場する主人公・しんのすけ。私は彼が今後自らのお尻を出し、踊る可能性があると考えている。お尻を出して踊るなんぞそんな漫画があったとしても子供に見せられないと考える方も多いだろう。しかし、これから述べる根拠に目を通してもらえれば「お尻を出して踊る説」を信じてもらえるだろう。
お尻を出して踊る根拠
これから、しんのすけがお尻を出して踊る根拠を述べていく。きっと馬鹿馬鹿しいと思われてしまうだろう。だが、私は真剣だ。最後まで付き合っていただけると嬉しい。
根拠1：ぞうさん
物語の冒頭、母親がしんのすけにお使いを頼もうと呼び出すと彼は自分自身のぞうさんにぞうさんを描いて登場する。これが彼の本編初登場シーンだ。
非常にふざけた漫画の幕開けを知らせるファンファーレが紙から聞こえてくるようである。この時点でまず、ぞうさんを出したと言うことは自動的にその反対に位置するお尻も出すことが確定したと言っても過言ではないだろう。しんのすけにとってぞうさんはお絵かきして遊ぶものと言う認識があるのだ。
次のコマでしんのすけはぞうさんをぶらぶら揺らして遊んでいる。その様子が後ろ姿で描かれている。お尻が出ている。そして同時に疑問が起こる。なぜ後ろ姿を描いたのだろうか。せっかくぞうさんを揺らしている躍動感のあるシーンなのにもかかわらずお尻の方を描いているのだろう。このことから私は作者・臼井儀人は「ぞうさんで遊ぶ時、同時にお尻でも遊んでいるのだ」と言うことを伝えようとしたのではないかと考えた。今後しんのすけはぞうさんで遊ぶだけにとどまらずその反対に位置するお尻でも遊ぶだろうという推測がこのぞうさんで遊ぶコマからできる。
また、おつかいで何を買うか分かっているか尋ねられたしんのすけは「コアラのマーチと宮沢りえの写真集」と答えている。この二つの共通点は裸であると言うことだ。コアラは動物であるので服を着ていない、また、ここで宮沢りえの写真集が示しているのは人気絶頂の中発売されて155万部以上売り上げたヌード写真集『Santa Fe』だろう。どちらも裸である。このことが示すのはやはり今後もどんどん服を脱ぐと言うしんのすけん意思表示だろう。
根拠2：逆の描写
しんのすけが逆の行為をする描写が印象的に描かれている。
メモをモメと言ったり
大きな紙にメモをしたり
右利きなのに左手で描こうとしたり
肉や野菜を魚屋さんに買いに行ったり
多くの逆の行為をする描写があるのだ。これはこれから今までの「逆を行う」という宣言であると捉えることができる。つまり、ぞうさんで遊ぶの逆、一般常識であるお尻を出してはいけないの、お尻を出して踊ってはいけないの逆を行う宣言だ。これら逆を行うしんのすけの描写から今後しんのすけがお尻を出して踊る可能性が高いと言えるだろう。
根拠3：お尻叩き
いたずらをしたしんのすけは母親に赤くなるまで尻を叩かれている。
ここで注目して欲しいのは泣き声と母親のセリフだ。
泣き声が「ギャピーッ」である。お尻を叩かれて泣いた子供がこんな声を出すのだろうか。「ウワーン」などの方が適しているのではないか。そう考えるとしんのすけは泣いていないのかもしれない。よく見ると頬が赤みを帯びている。何を言いたいのかと言うと、しんのすけは尻を叩かれて喜んでいるのではないかと言うことだ。
母親の最後のセリフは「カタイしり･･･」である。つまり日常的に叩かれたしんのすけの尻は叩かれるのに耐えるため硬くなっているのだと考えられる。明らかにしんのすけの尻よりも母親の手の方がダメージを負っている。通常の5歳児の尻の柔らかさから考えても異常なことだ。
これらのことからしんのすけは日常的に尻を叩かれることに興奮を覚えていると考えられる。尻を叩かれたいがために尻を出す、そしてそれだけでは足りない可能性を考慮して尻で踊るのではないかと私は考えている。
結論
しんのすけは自らのぞうさんで遊んでいることからその反対に位置するお尻で遊ぶことも予想される。また、「コアラのマーチ」と「宮沢りえの写真集」と言うワードからしんのすけがこれからも服を脱ぐと言う意思表示がされている。多用される逆の行為をする描写からこれから逆のことを行うと予測できる。しんのすけの行う逆とはぞうさんで遊ぶの逆であるお尻で遊ぶこと、一般常識で当たり前である尻を出さないの逆に位置する尻を出すこと、また、尻を出して踊ることである。いたずらをして叩かれたしんのすけのお尻が硬いこと、また、それに興奮を覚えている可能性があることから尻叩きを誘発するために自ら尻を出し踊る可能性があると私は考えている。
「しんのすけ、お尻を出して踊る説」
真実はご自身の目でお確かめください。
引用作品：『クレヨンしんちゃん』臼井儀人/双葉社
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