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【ネタバレ注意】モンキー・D・ルフィ、ゴム人間になる説

◆◆◆警告◆◆◆
※『ONE PIECE』第1話途中時点での考察です
※『ONE PIECE』第1話のネタバレを含みます


◆◆◆はじめに◆◆◆
モンキー・D・ルフィはゴム人間になる。漫画の主人公なのだからそんなふざけたものでなく、もっとかっこいい能力を手にするだろうと思われるかもしれない。

引用:『ONE PIECE』尾田栄一郎/集英社

例えば『ジョジョの奇妙な冒険-スターダトスクルセイダース-』の主人公・空条承太郎はスタープラチナというなんともかっこいいスタンド能力に目覚めているし、

引用:『ジョジョの奇妙な冒険』荒木飛呂彦/集英社

ドラゴンボールの孫悟空はかめはめ波を撃ったりスーパーサイヤ人という形態変化を持っている。

引用:『DRAGON BALL』鳥山明/集英社

それらの少年ジャンプの主人公たちと比べるとゴムというのはあまりにも馬鹿げているし、もしもそんな主人公で面白い物語を描けるのなら超天才もしくは神と崇める他ないほどこの考察が的中する可能性は低いかもしれない。
しかし、突飛な考察だと一蹴することなく、これから述べる根拠に目を通してもらえたら幸いだ。


◆◆◆根拠1・異形の動物 ◆◆◆
まずはこのコマに注目してほしい。

引用:『ONE PIECE』尾田栄一郎/集英社

「ここはちいさな港村だ」というナレーションとともに“牛”が描かれている。よく見てみると通常の牛よりも非常に丸みを帯びた、かつ、脚の細さと胴体の太さのバランスが極端に偏った牛だ。これはこの世界には何かを摂取することによって本来の姿から変形することがあるという示唆になっている。つまり、主人公・ルフィの姿が“ナニカ”を摂取することにより変化する可能性を提示している。


◆◆◆根拠2・欠損した能力 ◆◆◆
ルフィは海賊になりたがっているが、最も必要であろう能力のひとつが欠けている。

引用:『ONE PIECE』尾田栄一郎/集英社

泳げないのだ。l「カナヅチ」であることが強調されているということはこの泳げないということが即座に克服される可能性は低いと考えられる。そこで、ルフィは泳げなくても海で生きていけるような能力を手にするだろうと考えられる。「カナヅチ」は泳ぐことができないという意味もあるが、使用方法によっては便利で強力な武器にもなる。便利かつ強力な能力を手にする可能性が高い。


◆◆◆根拠3・やけに伸びる描写◆◆◆
作中では伸びる表現がこれでもかと多用されている。その一部を紹介しよう。

引用:『ONE PIECE』尾田栄一郎/集英社

海賊・シャンクスとルフィの食事するこの場面。肉が噛みきれず伸びている様子が印象的に描かれている。

引用:『ONE PIECE』尾田栄一郎/集英社

ルフィと同様にストライプが印象的なふくよかな男性も骨付き肉が伸びている。

引用:『ONE PIECE』尾田栄一郎/集英社

中央のふくよかな男性に注目してほしい。ストライプが歪むほど服が伸びている。

引用:『ONE PIECE』尾田栄一郎/集英社

「はーーーーーっ」と異様に伸びている。
列挙し始めたらキリがないほど、そしてとても自然にサブリミナル的に「伸びる」を作中に織り込んでいる。これはこれからルフィが成長して強くなるという意味の「伸びる」と物理的に身体が「伸びる」のダブルミーニングになっていると私は考えている。


◆◆◆根拠4・謎の果実◆◆◆
山賊・ヒグマが酒場にやってきた時、ルフィは唐草模様の果物を食べている。これ自体は変な模様の実だなとスルーすることもできるのだが、これを食べた後、ルフィに驚愕の変化が訪れる。
まずは食べる前の様子がこちら↓

引用:『ONE PIECE』尾田栄一郎/集英社

食べた後の様子がこれだ↓

引用:『ONE PIECE』尾田栄一郎/集英社

めちゃくちゃ背筋が「伸びて」いるのだ。指の先までピンと「伸びて」いる。これは明らかに謎の実を食べたことによりルフィの身体に変化が起こったことを表現している。


◆◆◆結論◆◆◆
この漫画の世界には食べることにより体に変化をもたらす食べ物が存在する。牛がその世界の草を食べ丸くなったようにルフィも謎の果実を食べ体に変化が訪れた。それは「カナヅチ」を補うための便利かつ強力な能力で、作中でこれでもかと表現される「伸びる」かつ「縮む」力。つまりゴムの力だ。身体にゴムの性質があれば銃弾を弾き返すこともできるだろう。また、小さい頃誰もが指で輪ゴムを弾き出した容量でルフィの言うようなピストルのようなパンチがゴムの身体であれば発射可能だ。

引用:『ONE PIECE』尾田栄一郎/集英社

これらの理由から「ルフィはゴム人間になる」と考察する。真実は本編でご確認ください。

【引用作品】
『ONE PIECE』尾田栄一郎/集英社
『ジョジョの奇妙な冒険』荒木飛呂彦/集英社
『DRAGON BALL』鳥山明/集英社

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