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HSPの私が仕事を辞めるに至るまで⑧

新卒3年目の4月。
施設長が代わり、スタッフが代わり、新しい体制となって1ヶ月が経ったが、慣れることはなかった。
むしろ小さなことにもイライラする様になり、ストレスが少しずつ溜まっていった。

Cさん(施設長)が来た2月頃から、生理が重くなった。今までも腹痛はあったが、そこまで気にするほどでもなかった。
4月に入ってからは、頭痛、胃痛、腹痛、吐き気等の症状が現れるようになり、ベッドから起き上がることが出来ない日もあった。
幸か不幸か、シフトが休みの日に生理が1番重い日が当たっていたため、仕事を休むことは無かったのだけれど。

完全にストレスが原因だった。

生理の1番重い日が休みに当たっていただけで、他の日はシフトが入っている。
夜勤中も痛みで動けず1時間ほどソファーで横になったりして過ごすこともあった。
生理休暇なんてものも会社の制度ではあるけど、使えるわけがない。ただでさえ人手が少ないし、施設長であるCさんにこんなこと話したくない。

ただでさえ、日々の業務の忙しさ、利用者対応の難しさで心身ともにストレスを抱えていたところに、余計にマイナスが上乗せされた感じだ。

ため息の回数は増え、休憩中は机に伏せるようになり、笑顔は減り、常に「疲れた」を繰り返す様になった。

私は職場ではなるべく笑顔で明るくいる様に努めていたが、4月からの私は明らかに様子が違った、と他のスタッフさんが言っていた。

他のスタッフさんは私の様子を見て、とても気にかけてくれた。
「大丈夫?」と声を掛けてくれたり、雑談を交えつつ私の愚痴を聞いてくれたり。
それが嬉しい反面、心苦しくもあった。


「あー...。心配かけてるなぁ...。気を使わせてるなぁ...。」


同じフロアのスタッフさんも大変そうにしていたし、施設に対する愚痴も言っていたりはしたが、私ほど疲弊している様子はなかった。

他のスタッフさんは「普通」だった。これまでと何も変わらない。


私はなぜこんなに異常にストレスを感じているのだろうか。
なんでこんなに他の人と違うのだろうか。

仕事が終わるとくよくよとそんなことを考える毎日だった。



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