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ゾンビランドサガ リベンジ

まず初めにこれだけは言わせて頂きます。
これから2期を見ようとしている人の中に自然災害等のトラウマがある方は、ゾンビランドサガ リベンジ(2期)を見ない事をおすすめします。
これだけは不安障害とPTSDを患っている私からの注意喚起だと思って受け止めていただけると幸いです。

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今回はゾンビランドサガ(1期)に続き、2期であるゾンビランドサガ リベンジについて書いていこうと思います。

ゾンビランドサガを好きになった私なので、ゾンビランドサガ リベンジも当たり前かのように好きなアニメの仲間入りを果たしました。

1期を見ているので、アニメの世界観や雰囲気、登場人物の個性を知った上で2期も見たわけですが、いい意味で見事にそのままで安心しました。

たまに期を重ねるごとに、あれこのアニメこんな感じだったっけ?なんか変わった?と思う作品も少なからずあるので、少し不安でしたが、オープニングでそんな心配は吹っ飛びましたね。前回も書きましたが、オープニングの前回の振り返りが、私にとってかなりのお気に入りポイントなので。

できればネタバレを含むようなことは書きたくないのですが、ここからは書いてしまうと思うのでご注意下さい。

2期で印象に残った回。1つは、佐賀事変パート。ストーリーは現実とは違えど、実際に佐賀県がない時代があったなんて事実は生まれて初めて知りました。
1期では描かれなかった5号ことゆうぎりちゃんの過去回でもあったので、より印象的だったんだと思います。
明治時代の話でしたが、良くも悪くも、ただそれぞれがそれぞれの正義を貫いていた時代。わたしにはそんな風に見えました。

もう1つは突然の自然災害。佐賀を襲う豪雨、洪水。朝起きたら家が水に浮かんでるなんて、漫画みたいな現実でもある話。アニメなのはもちろんわかっているけど、一気に現実へ引き戻されたような感覚がありました。
私は生まれてこの方、命の危機を感じるほどの自然災害に見舞われたことは一度もありません。経験してないからこそ余計怖く感じる部分もあります。いつどこで起こるかもわからない。誰を責めることもできない。当たり前が一瞬でなくなる。受け入れ難い現実だけが目の前に存在する。そんな自然災害が。

そんな中、自分たちにできることをやっていくフランシュシュのメンバーたち。少しでも力になれれば、という気持ちが。かっこよかった。頼もしかった。
無邪気な笑顔を見せる子供たち。少し安心したような顔をする大人たち。
暗闇の中で今にも消えそうな灯火を大事に大事に守りながら灯し続け、そして次第に灯火の数が少しずつ増え、暗闇がいつの間にか真っ暗ではなくなっていくような光景。
一筋の光みたいな確かな希望とは少し違う、危うくてか弱くて、それでいてとてもあたたかい。上手く表現できないけど、そんなものを感じました。

そしてそんな中迎えることになった駅スタリベンジライブ。
いろんな思いがあったことでしょう。
不安。悩み。葛藤。緊張。期待。気合。決意。

結果は大成功。舞台に立ちキラキラ輝くフランシュシュ。それはもう誰がなんと言おうとちゃんとアイドルでした。
そして超満員のファンで埋め尽くされた客席。見渡す限り無数のペンライトで照らされる会場。それを目にした時、思い描き続けた夢のような現実が目の前にあると実感した時。メンバーの目にはそれはどんな風に見えたんだろう。それはきっと誰も言葉では言い表せないようなもので、それぞれの形で心に身体に強く濃くしっかりと残り続ける光景。そんなものになったんじゃないかと私は思います。

メンバーの力はもちろん、プロデューサーの熱意や今まで関わった人たちの尽力、それがあったからこそ実現できたライブだと思います。みんながあの状況の中でも手を貸してくれたという事実。それは今まで実際に彼女たちがアイドルとして真摯に活動をしてきたなによりの証拠。これがよく聞く努力の賜物っていうものなんだろうなと思いました。

もうなんか私が育てた子たちかのような気分で、母性が発動したのか、その光景を見た途端感動して泣いちゃいました。本当に素晴らしいライブだった。きっとメンバーもファンも、無駄なことなんてなかった。ちゃんとみんなが頑張ってきた証。本当に頑張ったね、本当によかったね、本当におめでとう。ってお互いに思っているんだろうなって勝手に妄想して、勝手に感動して、本当に泣きながら見てました。あの時私も客席にいたんじゃないかと錯覚するレベルです。

いつも誰よりもズバ抜けて1番ぶっ飛んでる幸太郎さんが楽屋で「大の大人が泣いてるんやろがいっ‼︎」って崩れ落ちるように泣いているシーンは、なんかほっこりしたしちょっとクスッと笑っちゃいました。(その後すぐ真顔で謎の血痕を隠そうとする場面が来た時は、私も真顔になって色々考えちゃいましたけど)

アニメの話とはずれてしまうんですが、私が泣いていた時ふとこの涙はなんだろうって考えてしまったんです。
昔好きなアーティストのライブに何度も何度も行っていました。登場した時に本当に生きてるんだと感動して泣いたり、一生懸命な姿をみて感動して泣いたり、いつも聞いてる歌なのに生歌だと歌詞が心にいつもの何十倍も刺さって泣いたり、MCでメンバーと笑い合ったり真剣な話をしてる姿を見て仲いいんだな頑張ってるなと思って泣いたり。と、まあ、ライブが楽しみのひとつで好きだった自分、やたらと感動して泣いていた頃の自分を思い出したわけです。

そして今となっては、生きている人間がみんな怖くなっていること。外に出たくないと思っていること。ライブなんていつ行けるか一生行けないかもしれないくらいハードルが高いこと。
ああ、もうライブいつかなってワクワクしたり、チケット取るのに必死になったり、グッズどれ買うか迷ったり、当日の服何パターンも考えたり、目の前で好きなアーティストをみてあの時みたいに心を動かすことはもうできないんだな。いつか行ける日が来るのかな。

そんなことが頭をよぎり、いろんな感情が混ざり合い、画面の中で歌って踊って頑張っているフランシュシュを見たら余計涙が止まらなくなりました。

アイドルすげえ‼二次元バンザイ‼

って思わず叫びました。(心のなかでね)

そんなこんなでもう全部話終わっちゃった感が否めませんが、最後に私がこのアニメを見て好きになったキャラを書かせていただきます。特にこのキャラめちゃくちゃ好き!推しキャラです!って言えるほどの熱意はありませんが。
ただシンプルに好きだなって思った子は、フランシュシュのリーダーでありゾンビィ2号こと二階堂サキちゃんです。

なんというか真っ直ぐで、ちょっと抜けてて、仲間想いで、自分の中の芯が強くて、考えるより身体が先に動いちゃうような感じ!そんなサキちゃんがとても好きになりました。

アニメの好きなキャラの話はまた別の機会にすることとします。

実は前回noteを更新した時にはすでに1期と2期を一気見した後で、今思い返せば、大分興奮している状態のまま書いてました。
冷静に読み返してみると、記事の最後で1,2期の総括みたいなことを先走って書いているではないか過去の私よ。いやそうなのよ、あれは私が感じたことだし、書きたかったことなんだけれどもさ、あれここで書いたらいい感じに締まったよね、うん。

そんなちょっとの後悔をしている今の私はというと、自分が納得できるまとめを考えているのですが、あれ以上のもの思いつかんし、あれこそ私が書きたかったものだと確信したので、もう一度同じことに書くことにします。

感動と笑いと佐賀県への愛


これらが絶妙なバランスで上手に混ざり合っている作品

それがゾンビランドサガ、ゾンビランドサガリベンジなのかもしれません。


生きるとは・生きているとは何なのかを直接的に問いかけたり訴えたりせず、さらっと感じさせてくれる。考えさせてくれる。


そんなあたたかさや優しさからできた作品

それもゾンビランドサガ、ゾンビランドサガリベンジなのかもしれません。


宣言通り同じこと書きました。なんかすみません。でも本当にこれに尽きると思うんです。上記のまとめの上半分を①、下半分を②としてみると、1期は①の要素が強め。2期は②の要素が強め。という印象を私は受けました。

こんなこと思っているのは私だけなのかもしれません。でもこのアニメを見たからこそ、いろんなことを感じられた。考えることができた。色んな気持ちになった。こうやってnoteに書くこともできた。そしてなにより好きなアニメが増えた。それがいちばんの収穫かもしれません。

私はゾンビランドサガとゾンビランドサガ リベンジ という作品に出逢えてよかったと心から思います。

堅苦しくなく、ふざけ過ぎてもいない、こんなアニメが増えてくれることを私はそっと期待するばかりです。

フランシュシュのMVとかあるのかな。
あとで探してみよう。

あ、ひとつ言い忘れました。方言っていいですよね。方言女子かわいい。


nana🧸

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