なぜ日本猫ねこ協会は#推し猫グランプリを開催するのか?

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こんにちは、一般社団法人日本猫ねこ協会 会長の新井かおりです。
私たちは、「猫好きの輪を広げて、世界平和を実現する」という理念のもと活動する、猫好きによる猫好きのための協会団体です。

世界平和というとギャグっぽく聞こえるかもしれませんが、猫好きが増えれば、本当に世の中いいことだらけだと思っています。

例えば…
・猫に癒されることでストレスが軽減される!
・ストレスが減り周りの人に優しくできる心の余裕が生まれる!
・猫の話題でつながることで、楽しく平和な交流が広がっていく!
などなど

そこで猫ねこ協会では、
「猫の楽しい発信こそが多くの人に届き、幸せな人と猫を増やす」
と考え、発信する人を増やし応援する活動を行っています。

その活動の一つ、#推し猫グランプリを今年も2月22日からスタートいたします!
↓↓↓

#推し猫グランプリ開催にあたり、改めて当協会の設立経緯や、どんな目的で#推し猫グランプリを開催しているのかをお伝えしたいと思い、こちらのnoteを書いています。


猫好きの輪を広げることが、猫の社会問題の解決につながる

猫ねこ協会の目指す世界平和は、人間の世界に限ったことではありません。私たちに癒しや幸せをもたらしてくれるすべての猫たちが、安心して暮らせる社会を目指しています。そのためにも、猫好きを増やすことが重要と考えます。

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保護猫など猫の社会問題を考える時、「蛇口を締めなければ根本的な問題は解決しない」ということは、活動を続ける方ほど訴える事実です。
蛇口を締めるとは、飼い主からの飼育放棄、野外で繁殖する犬猫、そして、ペット産業からあふれ出る犬猫を減らすことと言われています。

猫を取り巻く問題を解決するためには、猫を飼うことについて、社会の認識を変えていく地道な活動が必要だと考えています。誰かがお金をかければ、パッと解決できるという問題では無いのではないでしょうか。

そうした問題に向けて、「一個人の私は何ができるのか?」と思案した結果、立ち上げたのが一般社団法人日本猫ねこ協会でした。

なぜこんなに猫にハマってしまったのか?

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そもそも、会長の私が猫にどっぷりとハマったきっかけは、人生で始めて共に暮らした猫「ムスビ」の存在でした。

5年前、夫の仕事の都合で東京から茨城に移住することになり、それを機に専業主婦となりました。

「知り合いもいない土地で寂しいし、ペットを飼いたいな」と思ったのが、初めての猫「ムスビ」を飼ったきっかけです。

最初は”猫=ペットショップやブリーダーから買うもの”と思っていた為、いろんなショップのHPを見ては「このラグドール、今妊娠中だから予約入れようかな…!」など考えていました。

しかし、移住前に東京で勤めていた会社の先輩との会話で、考えがガラリと変わります。

その先輩は大の犬好きで、「いつか家を買ったら大きな犬を飼うんだー」と話していました。そこで、その先輩に「なんの種類の犬を飼うの?」と聞いたところ、

「うち、犬を飼うなら保護犬って決めてるねん!」
(大阪弁)

と言われたのです。

それまでは、犬も猫も種類(マンチカンとか、ラブラドールとか)で選ぶものだと思っていたので、保護犬?なんで??とすぐには理解できませんでした。

しかし、その先輩から保護団体の話や、ネットで里親募集サイトがあることを聞き、初めて自分の中に「保護猫をもらう」という選択肢ができたことを覚えています。

それまでも、ニュースや芸能人のブログなどで殺処分について聞いたことがありましたが、いざペットを検討した時に、動物愛護センターや保護施設のことは思い浮かびませんでした。

身近な人の一言が、実際に行動を変えるきっかけになる。
そう実感した出来事でした。

その後、里親サイトで運命を感じた猫「ムスビ」を譲り受けます。

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(里親募集の際に使われていた写真です)

ムスビは虐待かネグレクトの末、元飼い主にセンターに持ち込まれたところを、多くのボランティアの方の手で救われ、我が家にやってきました。
http://musubiyori.com/hajimetenokata

そんな保護活動をされている方を見て、自分も何かしたい!と思いながら、猫を拾ってきたり預かりボランティアをできないことにモヤモヤしていました。

そこで始めたのが、YouTubeとブログでの「保護猫との楽しい暮らし」の発信です。

楽しい動画や癒される動画なら、保護猫に興味がない人でも見てもらえる。そうすれば、より多くの人に保護猫について知ってもらうきっかけになると思い、地道に続けてきました。

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(今はおむすび、エースという二匹の猫たちと暮らしています)

その結果、今ではチャンネル登録者は140,000人になり、musubiyoriをきっかけに保護猫を家族に迎えました!」という報告や、保護猫カフェに行ったり、実際に保護団体への支援をしてくださる方も出てきて、情報を伝えることの大切さを実感しております。

保護猫活動はハードルが高い?

そしてそれと同時に
「保護猫のことを知って何かしたいけど、自分は何もできない」
と感じている方も多いことを知りました。

何を隠そう、私も猫の里親になりながらも、そう感じていた一人でした。
「保護猫活動って、自分で野良猫を保護したり、ボランティアに参加したりすること」と思っていたためです。

でも実は、保護猫について知人に話したり、発信したり、発信する人を応援することも、十分活動のひとつになっているのでは?と気づいたのです。かつて私の先輩が、「いつか保護犬を飼いたいんだ〜」と話してくれたように。小さな活動かもしれませんが、その小さな数が集まれば、すごい力になるのでは…?と考えました。

また、「猫の社会問題は辛いけど、命の期限ツイートや、残酷なニュースは耐えられないから、なるべく見ないようにしている」という方も多いことを知りました。

でもみなさん、思い悩むほどに、猫が好きな気持ちは同じなのです。
そんな人たちの行き場のないパワーを、プラスに生かせる何かがあれば…。

そこで考えたのが、「猫の楽しい発信を通して、猫も人も平和で幸せな社会を実現する」というコンセプトの猫ねこ協会でした。

まず、猫が好きでなければその先の「猫の社会問題」へ関心が沸かないので、猫好き(それも重度の猫好き、猫のしもべ)を増やすのです。そして、猫社会のために何かしたい方が、楽しくハッピーに参加できる仕組みを作るのです。

そこで生まれたのが、「猫しもべ検定」です。

検定ロゴ

猫しもべ検定とは…
あなたの猫好き度が測れる、無料のWeb検定です。保護猫について知るきっかけになる問題がこっそり入っており、知り合いにすすめたりSNS等でシェアすることで気軽に発信する側になれて、保護猫認知に一役買える仕組みになっています。

そして、世の中をもっともっと「猫についての楽しい発信」で溢れさせたい。そのためには、自ら行うことも大切ですが、発信する方を増やしたり、応援することが近道だと考えました。

そのために企画したのが「#推し猫グランプリ」です。

#推し猫グランプリとは

日本猫ねこ協会が年に一度開催する、猫好きの方達から応援される「猫発信者」さまを讃えるグランプリです。広く推薦を募り、ノミネートする猫発信者さまを決定。その後、本投票を経てグランプリを決定します。

部門は2つあります。

部門1<猫総合部門>

猫について楽しい発信をされているSNSアカウントを運営されている方がノミネート対象です。保護猫など種別は限らず、楽しい猫の発信をされている方を広く応援します。

なお、猫は全て可愛く素晴らしい存在であることは大前提ですから、猫の優劣で順位を決めるグランプリではありません。あくまで目的は、「猫について楽しい発信をされている運営者様、および登場する猫様」を称え、応援の声を届けること。グランプリとしたのは、その方がニュース性が高まるので便宜上そうしています。

私自身、YouTubeなどで猫の発信を続ける中で、辞めたいと思うことや続ける意欲を失うことは何度もありました。でも、そんな時に応援してくださる方のコメントやメッセージがあったからこそ、今も発信を続けることができています。このグランプリを通じて、猫について楽しい発信をされている方へ、一緒にエールを送りませんか?あなたの応援が、実は大きな支えになるかもしれません。

※なお、私が運営するmusubiyori(エース、おむすび)は、主催者のためグランプリには参加いたしません。いつも温かい応援を本当にありがとうございます。

そして猫発信者さまがグランプリにご参加いただき一緒に楽しんでいただくことで、この後の「猫カフェ部門」の盛り上がりにも繋がり、保護猫カフェを知っていただくきっかけになると考えています。

部門2<猫カフェ部門>

2つ目の部門は、猫カフェ部門です。

こちらは猫カフェの中でも「保護猫を譲渡している、または猫スタッフとして保護猫を採用している」団体さま限定とさせていただきます。

#推し猫グランプリには賞金が設定されていますが、<猫カフェ部門>への比率を高くすることで、保護猫活動をされている猫カフェ様へ寄付をするという側面があります。寄付先を独断で決めるのではなく、皆様からの応援投票数をもとに決めることで、公平性を保つ目的もあります。

保護猫カフェを支援する理由は?

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保護猫カフェという業態に、猫を飼う入り口としての大きな可能性を感じているためです。私たちにすぐ蛇口を閉める力はないかもしれませんが、一人一人の認識を変えていけたら、「猫を飼うなら保護猫を」が当たり前になる未来を想像しています。そうした時に、生体販売と同じように気軽に見に行ける場所が必要だと思うのです。そこで保護猫カフェは非常に大切な存在だと思います。

例えば我が家の三匹目の猫エースは、川越の保護猫カフェ「ねこかつ」さんから譲渡していただきました。ねこかつさんは2店舗の保護猫カフェ運営のほか、土日などにホームセンター等で譲渡会も開催されています。これは非常に画期的で、ホームセンターといえば、休日に「可愛い犬猫が見たい」とみんなが動物を見にいくような場所ですが、その展示ブースに、保護猫たちが並ぶのです。

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そのように「ペットを飼いたい」と考える方が気軽に保護猫と接触できる場所を応援したいため、保護猫カフェ部門を設けています。

#推し猫グランプリ2024 特設ページはこちら!

推薦投票や本投票はこちらからよろしくお願いいたします!

★開催予定スケジュール
2月 22日(水)〜 3月 13日(水) ノミネート推薦受付期間
4月 6日(土)〜 5月 5日(日) グランプリ本選投票期間
6月 22日(土) グランプリ発表

猫ねこ協会はこれからも、「猫の楽しい発信」をベースにした事業を行い、末長く#推し猫グランプリや保護猫啓蒙活動を行っていけるよう邁進してまいります。ちなみに、会長の理事報酬は0円です。

末筆ではございますが、#推し猫グランプリの趣旨や協会の理念に賛同いただき、イベントにご参加いただける全てに皆様に厚く御礼申し上げます。

一般社団法人日本猫ねこ協会
代表理事 新井かおり




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