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平成中村座 小倉城公演へ
※11月上旬の観劇記録です。
平成中村座小倉城公演へ行って参りました。
当初は羽田〜北九州空港の飛行機を検討していたのだけど、一番早い便でも9時半頃到着で、飛行機が遅れたら開演時間に間に合わなくなる可能性があったので、早朝7時の飛行機で羽田から福岡空港へ。
福岡空港から地下鉄で博多駅、博多〜小倉は新幹線の移動です。新幹線が少し遅れており、10:15分位に無事小倉駅到着。
駅のコインロッカーへ荷物を入れて、徒歩で勝山公園を目指します。
バスもあるんだけど、小倉は初めてなので、乗り間違えたら開演に間に合わないし、一番時間が読みやすくて確実な徒歩を選びました。
弾丸スケジュールだからこそ、不確定要素はできるだけ排除。
ゼッッタイニカイエンマデニツクノダ!という強い意志をもって目的地をひたすら目指します😂
その甲斐もあって、開演までに充分な余裕をもって到着。早速、三十軒長屋でお弁当と筋書きを買い求め、自分の席へ。
昼夜共に松席前方です。舞台が間近で花道も見やすい。
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昼の部は、
義経千本桜 渡海屋・大物浦
風流小倉俄廓彩
特に渡海屋 大物浦!見れてよかった。
典侍の局が自害する場面を目の前で見れました。
美しい気概に釘付け。
そして知盛の気迫に満ちた最後!かっこよかった。
幕間はお弁当食べたり、三十軒長屋でお酒飲んだり。定番のお楽しみ。
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昼の部が終わって一度ホテルのチェックインを終わらせて、また夜の部へ。
歩いてウロウロできる距離なのが、小倉のいいところ。
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夜の部は、お待ち兼ねの小笠原騒動です。
前回の小倉公演は見送ったので、今回初めて見る演目でした。
もう評判通りの、いや評判以上に、最高のエンターテインメントでした。
後半になればなるほど、驚きの演出が目白押し。
小屋全体を使って、どの席からでも役者が近くで見れるようにという、工夫を凝らして創り上げたのが感じられ、とても心に沁みました。
最後は美しい小倉城を背景に大団円。
ああ、来てよかった。本当に来てよかった。
そう、成駒屋三兄弟も。ほんと素敵ね。
特に橋之助さん。いやかっこいい。存在感。
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平成中村座って、やっぱり劇場にはないわくわく感が詰まってる。
お客さん達の驚いたり笑ったり感激した顔、一体感、熱量は芝居小屋ならではのもの。
歌舞伎を芝居小屋で見る体験は本当に価値があるのだと、心から思うのでした。
最後に、もう一つ書き残しておきたい出来事が。
帰りに旦過市場を歩いていたところ、消防団の方が見回りをされていました。
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もう涙出てきちゃうよね。
ここは去年二度も火事があって、1回目は42店舗、2回目は45店舗が焼損したのだそう。
考えるだけでつらいけれど。
こんなふうに地道に活動されている地元の消防団の方がいて。
これからも日々自分たちの街を守っていく。
そんな背中を見て、とても感慨深い気持ちでいっぱいになりながら、小倉の夜は更けていくのでした。
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