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“正月の歌歌って”日本語パートナーズ面接で聞かれたこと&選考スケジュール

前回の日本語パートナーズ(以下NP)書類選考編に引き続き、今回は面接で何を聞かれたかを中心に書いていく。
全ての質問を正確に記憶している訳ではないのでご了承ください。


選考のスケジュール

9/7:書類選考(1次選考)締切
9/27:書類選考通過・面接(2次選考)についてのメール
10/18:健康診断等の書類提出締切
11/7 :面接
11/28:内定メール

※年度や個人によって異なる

個人的には健康診断等の書類提出が大変だった。自身の記載不備が数点あり、面接前に訂正を求められ、選考結果に関わったらどうしようと焦った。
完璧に提出できる人がいたのなら、その人の爪の垢でも煎じて飲みたい。

面接の形式、日時について

2024年度に行われた面接も例年通りオンラインだった。
事前にメールにて送られたzoomのリンクに指定された時間に入った。国際交流基金が日時を完全に指定し、応募者の都合による日時変更は原則できない。私は当時社会人で平日の昼過ぎの時間指定だったため、午後休を取った。

面接官について

面接官3人(男性2、女性1)が交代で質問をしてきた。
面接官の2人は終始笑顔で、私がリラックスできるようにと気遣いが感じられたが、男性1名の面接官が短気な印象で、口調も強かったのが意外だった。あえて厳しめな態度を取っているのかもと思い、堂々と発言することを意識した。

質問内容について

アイスブレイク

面接の開始とともに、「緊張しているのでリラックスしてください」「丁寧な言葉遣いが崩れても構わないので着飾らずにお答えください」などと女性の面接官から声がけされる。私の書類に記載された「趣味:読書」に触れ、アイスブレイクのような雑談が少し続いた。

以下からは
面接官からの質問
→私の回答
という順番で紹介していく。
(質問は順不同)

今の仕事について

・「(東南アジアが軸で今の会社に決めたという履歴書の内容に触れて)今の仕事で東南アジアに関われる業務内容は具体的にどこですか?」
→国内管轄の部署のため、駐在にならない限り関わることは難しい。

・「もしNPに受かったら仕事はどうしますか?」
→やめます。

・「会社の人にNPのことを伝えていますか?」
→まだ伝えていません。

・「もしNPに縁がない場合、どうしますか?」
→仕事を辞めてインドネシアの語学学校に行って次のキャリアに繋げたい。
(よっぽど会社を辞めたかったんですね、私、はい。)

現地の生活について

・「自分の弱みを3つ答えてください」
→心配性、1つのことを極められない、よく泣く

・「その弱みから現地でどういう問題が発生しそうか、そしてその問題をどう対処していくか?」
→心配性なので授業の準備を一生懸命にするが、もしその授業がドタキャンされた時は自分がすごく落ち込むと予想される。なるべく「次の機会で準備したものを使えれば良いや」と楽観的に考えていきたい。

・(履歴書に書いていた、北海道の田舎でのリゾートバイトに触れて)「北海道で働いていた時にどうやってストレス解消をしていたか?」
→なるべく休日は都会に繰り出して人と話すようにしていた。

・「インドネシアでは都会と田舎どちらに派遣されたい?」
→都会と田舎の中間あたりが良い。(実際に派遣地はジャカルタ郊外になり希望通りになった。正直に言った方が良い。)

日本語教育について

・「大学の模擬授業ではどのようなことに意識をして行ったか?」
→オンライン授業だったので、学習者の集中力が途切れないようになるべく質問を振った。

・「日本の正月の歌を歌ってください」
→正月縛りは完全に予想外で全く曲が出てこず。短気そうな面接官に「『もういくつ寝ると〜』とかあるでしょ」と半ば呆れながら催促される始末。あわてて「もういくつ寝ると〜お正月〜」と歌ったが、次の歌詞が分からず、「すみません、分かりません」と言うと、「もういいです」とそっけなく返答された。この質問が一番冷や汗をかいた。

今後のキャリアについて

・「どうしてNP後に記者になって、30代で日本語教師になりたいのか?2つとも人に関わる仕事ではあるが、あなたの考える仕事の違いは?」
→回答省略

英語力確認

・「あなたは今インドネシアのアパートに住んでいるとする。
アパートの大家さんに「シャワーが壊れているので、自分が帰る今日の午後に修理をしてほしい」と英語で頼んでください。」
→伝えたいという姿勢が重要。たどたどしくても問題なし。

最後のアピール

・「最後アピールしたいことはあるか?」
→私は弓道と阿波踊りがどちらもできる人材で、日本人の中では貴重だ。特に阿波踊りは道具や設備がなくてもできるため、授業で紹介しやすいというメリットがある。色んな応募者の方がいると思うが、NPになりたいという気持ちは誰よりも強い。

意外だったこと

・自身の売りが阿波踊りや弓道など、日本文化スキルだと思っていたが、質問で全く触れられなかった。分かりやすい日本文化スキルはそこまで必要ではなく、自分の経験や価値観を素直に話しているか、が重視された印象。

・自分の弱みを3つも聞かれた。念の為準備したからよかったが、聞かれても1つだけだろうと思っていた。

・書類で書いたことをそのまま聞かれることは1度もなく、深掘りをされた。

おわりに

面接が行われてから半年以上も経った今、記憶の限り思い出して質問されたことを書き連ねてみた。多少の誤差は勘弁していただきたい。
私もNP経験者のブログなどから予想される質問を1つのドキュメントにまとめ、面接の練習をしていた。
これからNPの面接がある方は、ぜひ笑顔で自信を持って楽しんできてほしい。
心から応援しています!!!📣

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