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富山観光おすすめプラン!富山市内巡りと立山黒部アルペンルートで雪の壁

このページではGWのおすすめ旅行プランをご紹介します。
北陸新幹線延伸開通で話題の富山を満喫!富山市内巡りと立山黒部アルペンルートで長野県に行くまでの1泊2日コースをご案内します。


1日目

富山駅到着

新幹線に乗って、お昼前に富山駅に到着。まずはお宿に荷物を預けに行きます。次の日のアルペンルートに向けて防寒着を用意しているので通常の1泊2日の旅行より大荷物です。

城寿司

観光の前に宿のオーナーさんおすすめの地元のお寿司屋さんで腹ごしらえ。
城寿司」は富山駅から路面電車で10分の上本町駅で降りてすぐ。ご年配の気さくなご夫婦がふたりで切り盛りする小さなお寿司屋さんです。
ランチセット(握り5貫、たまご焼き、ハマグリの味噌汁)¥1,800とコスパ抜群。その他、富山名産のホタルイカ、ズワイカニ、白エビのお寿司もおすすめです。どのネタもぷりぷり新鮮で美味しく、店主との会話(富山弁がかわいらしい!)も楽しめます。

富山市ガラス美術館

富山市ガラス美術館は「TOYAMAキラリ」という複合施設内にあります。外観はガラス・アルミ・御影石をくみあわせ、内観は木ルーバーと上からも横からもたっぷりと光を取り込む、中も外もキラキラした美しい建物です。世界的な建築家の隈研吾さんが設計を手掛けています。


木の温もりが感じられるデザインで、天井から差す光が美しいです。


企画展は内容により金額が変わりますが、常設展示のみであれば大人¥200で鑑賞できます。常設展示だけでも十分楽しめます。
施設内には図書館も併設されています。こんなおしゃれで居心地の良い図書館をいつでも利用できる富山市民がうらやましいですね。
2Fのカフェは開放感のある落ち着いた雰囲気です。ホイップもりもりのウィンナーコーヒーが楽しめます。


なんでもホイップもりもり専門スタッフがいらっしゃるそう。確かにきれいなもりもり。


富山ブラックラーメン がっつり!えびすこ

ラーメン好きならご当地ラーメンにチャレンジしてみたい方が多いのではないでしょうか。富山では真っ黒なしょう油ベースの富山ブラックラーメンが楽しめます。
富山ブラック初心者さんには富山駅南口を出てすぐ左手にある「がっつり!えびすこ」がおすすめです。真っ黒いしょう油スープに大きなほろほろチャーシューに天かすのトッピング、極太麺が特徴的です。スープをいただくと塩辛さはありつつあっさりすっきり感のある飲み口で、見た目に反して女性でもスルスル行けちゃいます。お隣の男子高校生たちが食べている二郎インスパイアラーメンを見ながら、もやしトッピングも合いそうだなと。出来るのかな?
紙エプロンをもらえるので極太麺をすするのが苦手な方も安心です。


黒コショウが効いた食欲が湧いてくる風味。


富岩運河環水公園

がっつりラーメンをいただいた後は歩いて腹ごなし。富山駅北口エリアに移動して環水公園を散策します。
この日はあいにくの雨でしたが、晴れていたら立山連峰を臨む美しい眺望が楽しめます。


筆者が訪問時はあいにくの雨模様。ゆったりとした遊歩道と運河が海外みたいでおしゃれです。


晴れていれば雄大な立山連峰をのぞめます。


もつ煮込みうどん 糸庄本店

夕食(夜食?)におすすめしたいのが「糸庄本店」のもつ煮込みうどんです。
糸庄本店は富山駅から路面電車で12分の西中野駅から徒歩9分程の場所にあります。22:30(L.O.22:00)までの営業です。
鍋焼きうどんのお店で、目玉はもつ煮込みうどん。ニンニクの香りが食欲をそそる優しい味わいのスープで春の肌寒い夜に沁みる一杯でした。


ぷりぷりのもつ、大きな海老天、富山名産のうずまきかまぼこ、氷見うどんと具沢山。


COLUMN いるかホステルのホステルステイ


いるかホステルのエントランス。ビルの2Fにあります。


費用を抑えつつ宿も楽しみたいあなたにはホステルステイをご提案します。
富山でぜひおすすめしたいホステルは、いるかホステルです。いるかホステルは富山駅から徒歩5分、環水公園ほぼ目の前の好立地。気さくな男性と女性お二人が運営されており、2匹の看板ねこちゃんがお出迎えしてくれます。


ねこちゃんものびのび過ごしています。壁に貼られた観光おすすめスポットの地図は必見。


全体的に清潔でくつろげる雰囲気があります。客室は男女共用の他施錠できる女性専用ルームがあるのが嬉しい点です。ベッドルームの天井高が身長170センチの筆者も屈まず立てるほど高く、ゆったりしたスペースが確保されていて感動しました。
ソファで本やマンガを読んだり、ねこちゃんと遊んだり、共用のキッチンスペースでオーナーや他の宿泊者との会話を楽しんだりと、思い思いに過ごせます。国内だけでなく海外からの旅行者と交流が楽しめるのもホステルならでは。
いるかホステルはドミトリー初心者でも安心して利用できる印象でした。ぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。


2日目

アルペンルートの富山側の玄関口・立山駅までは富山地方鉄道で向かいます。アルペンルートのきっぷは立山駅でケーブルカーに乗る時刻を基準に購入することになるので、まにあうように電鉄富山駅を出発しましょう。富山地方鉄道で特急立山3号に乗るとレトロな内装のかわいらしい車両に乗れます。


富山地方鉄道 特急立山の外観。レトロな車両にテンションが上ります。


特急立山の内観もレトロ。ゆったりしたカウンター席から車窓を楽しめます。


雪の大谷

立山駅からケーブルカーとバスを乗り継いで室堂駅へむかいます。バスは途中の称名滝立山杉の巨木など名所で止まりながら進みます。称名滝も立山杉も進行方向左手に見えるので、写真に収めたい方は左側の座席に座るのがおすすめです。筆者が訪問時はかなり霧が濃くて何も見えませんでした。残念です。
かなりの山道なので酔い止め薬の持参をおすすめします。


ところどころに雷鳥の人形がいるのがかわいらしいです。


5月とは思えない雪景色。広大な雪原と山々が目の前に広がります。


頂上の室堂駅に到着すると、一面銀世界!天気が悪い日だと運が良ければ冬毛すがたの雷鳥やオコジョが見られるそうです。
そして雪の壁がすぐ見えます。
これはアルペンルートを車が通れるように除雪車で除雪した結果、雪がうず高く積み上がって巨大な壁のようになったものです。最高地点は13メートルにも達します(2024年時点)。


圧巻の巨大な雪の壁に囲まれています。


雪の壁の高さに圧倒されながら歩き、壮大な山々や雲海をながめたり、雪の壁にゆびで絵を描いてみたり。非日常のまっしろな世界と大自然にパワーをもらえる気がします。
また、海外からの観光客がとても多く、見慣れない雪景色に感動してくれている姿が印象的でした。


立山トンネルトロリーバス

雪の壁を楽しんだ後は、立山トロリーバスに乗って黒部ダムの方面に山をおりてゆきます。
立山トンネルトロリーバスは、残念ながら2024年11月末で廃止が決まりました。1996年から活躍していましたが老朽化が進み維持管理が難しくなったそうです。秋にはラストランイベントも企画されているようですね。
2025年春以降は電気バスが運行する予定です。

黒部ダム

ロープウェイとケーブルカーを乗り継いで行くと、かの有名な黒部ダムがあります。
この時期はまだ雪解け水があまり出ていないためダムにはほとんど水が貯まっておらず、放水もありません。
しかし黒部ダムの大きさを見て、歩いて実感できます。これを全て人の力で作り上げたなんて、すごすぎて想像を絶します。


この大きさ、伝わるでしょうか。こわいぐらいの落差があります。


夏の時期に行くと満水のダムとダイナミックな放水が見られます。


名物のダムカレーをレストハウスでいただけます。お米のダムからカレーを放水しながら食べると美味しいです。


黒部ダム名物ダムカレー。ほうれん草のカレーで黒部ダムの水の色を表現しています。


ダムカレー放水の様子


おみやげ屋さんに寄ると、黒部ダムグッズやおみやげがたくさん並んでいます。
特にスコップ型のスプーンは実用的で話のタネにもなるのでおすすめです。


扇沢駅 

電気バスに乗っていくと、アルペンルートの終着駅 扇沢駅に到着します。
ここのおみやげ屋さんではアルペンルート土産や長野土産が購入できます。
オシャレなトートバッグから可愛らしい雷鳥やオコジョグッズまで取り揃えており、つい目移りしてしまいます。
扇沢駅からはバスで市街地のJR信濃大町駅に行くことができます。


COLUMN 立山黒部アルペンルートWEBチケット情報

立山黒部アルペンルートを行くためにはバスやケーブルカーなどたくさんの乗り継ぎが必要です。公式サイトからチケットをまとめて事前購入が出来ます。当日購入しようとすると当日早朝から長蛇の列に並ぶ羽目になってしまうので忘れずに購入しましょう!

立山黒部アルペンルート WEBきっぷ

また、キャリーケースなど大きな荷物をお持ちの方はアルペンポーターサービスがおすすめです。予約なしで利用できて、電鉄富山駅からJR信濃大町駅までその日のうちに配送してくれます。バスやケーブルカーでの移動は非常に混雑するため、大荷物での移動には適しません。

アルペンポーターサービス


春のアルペンルート 持ち物リスト

立山黒部アルペンルートに行く上で注意すべき点がその気候です。平地と異なり春の平均気温は10度前後と真冬並み
そこで、春のアルペンルートに行く上で必要な持ち物をまとめてみました。

  • 厚手の服、ヒートテックなど冬の服装

  • マウンテンパーカーやウルトラライトダウンのようなコンパクトになる防水の上着

  • すべりにくい靴

  • ネックウォーマーまたはマフラー

  • サングラス

  • 帽子

  • 飲み物

  • 酔い止め薬

  • 日焼け止め


いかがでしたでしょうか。
今回は富山市内と立山黒部アルペンルートの魅力についてご紹介しました。
あなたの次の旅先選びにすこしでも参考になればうれしいです!

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