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普通の会社員がクラファンに2週間挑戦した結果

2週間のクラウドファンディング挑戦最終日の朝、私はとっても焦っていた。最終日なのに達成する見込みがほぼなかったから。
当日の私のギリギリな気持ちと、状況を振り返ってみる。

最終日、13時(達成率55%)

とにかく焦りすぎて、昼に30分でnote記事を書いて投稿した。

しかし投稿直後に、メンターさんとも達成率を見てさすがにあと数時間で達成は難しかろうと、2人とも完全に諦めて解散モードだった。

夕方になっても達成率は変わらず、同じくクラウドファンディングに参加していた他のメンバーとプチ振り返りをしたりして、完全に終わったつもりになっていた。

最終日、20時(達成率92%)

プロジェクト終了まであと数時間。
なんとなくCFページを見たらなんと達成率92%になっていた。なんで??
(後で確認したところ、同じくCFチャレンジしていたメンバーのお友達内で話題になり、支援していただけていたらしい。)
慌ててツイッターで「あと少しです!」ツイート。振り返ると、ここで92%と具体的な数字を出せていたのも後々に影響したのではないかと思ったりした。


最終日、21時(達成率100%)

「達成まであと少しです!」ツイートした20分後、プロジェクト達成。
なんで??と思っているうちに達成してしまった。いまだに「そんなことある??」と思っている。

とても興味深いので是非とも共有したいのが、結果的にどのくらいの人がクラウドファンディングのページを閲覧したのかというこちらのグラフ。

図2※1/31「DemoDay」は、LT登壇イベント(YouTubeライブ配信)

グラフを見ると、最終日だけ閲覧数がずば抜けるという、ちょっとあり得ない状況。
これに関してはおそらく、Twitterでフォローしていたぬいぐるみ好きの間でめちゃめちゃ有名なアカウントがCFページをツイートしてくださった効果が大きかったと予想。幸運すぎる。

後にメンターさんとお話した際に「ドラマティックな展開でしたよ」と言われた。なるほど、確かにこれはドラマティックだ。
スクール運営の方からも、最後だけ閲覧数が伸びるというのは今まであまり見たことがないとのこと。最後まで何が起こるか分からない、それがクラウドファンディング。

マーケティング、面白い!

クラウドファンディングを始めた経緯は、スクールの卒業制作だったからだが、振り返るとこの2週間に今までの経験すべてをつぎ込んだと言っても過言ではなかった。4ヶ月間スクールで学んだことはもちろん、企画や宣伝については個人的に10年以上やってきたTwitterの経験なんかも存分に盛り込んだ。
全体を通してとにかく苦戦したのが宣伝。CFページを見てもらうためにプレスリリースを公開したり、noteを書いたり、漫画を描いたり、Twitterでとにかく動画を投稿したり、その結果ネットニュースから取材を受けたりして予想外のことも起きたりしたけれど、思っていた以上に宣伝に苦戦した。
しかし、新しく告知すると閲覧数につながるというのが分かりやすく見えたのでとても面白かった。企業の皆さんが駅に看板を出して、エゴサをして、SNSバズリを狙う理由を真の意味で理解できた。

今回のクラウドファンディングは運が味方をして達成をしたけれど、私が挑戦したクラウドファンディングは普通のプロジェクトとはちょっと違ったものだった(スクールとCAMPFIREが提携して開催しているプロトタイプ特化の枠)。つまり普通の資金を集める形のプロジェクトとは違って「こんなものを作っているよ!」とお披露目する場という意味合いが強かった。そういう意味で達成金額も挑戦期間も少ない数字が設定されていた。
挑戦を通して学んだのは、クラウドファンディングは発信するための手段のひとつにすぎないということ。

プログラミングスクールに参加して、クラウドファンディングまで終えて本当の意味で「企画」「開発」「マーケティング」をすべて体験したことになった。世の中のフリーランスで活動している方々はこれをすべて仕事としているだなんて、本当にすごい。

振り返って

大変だったなと思うと同時に「やってやれないこともないんだな」とも思うことができた。もちろん講師陣やメンターさん、沢山の人の力なくして「企画」「開発」「マーケティング」の一連のサイクルを回すことはできなかった訳だけれど、そうは言っても自分の力がゼロだった訳じゃない。言葉を変えれば、自分が苦手な部分については人の力を借りれば十分やれることが分かった。これは今後自分が生きていく上で大きな発見になった気がする。
常々「破天荒な人生を送りたい」と思いつつも、冒険もせずに堅実な道を歩いてきた自分にとっては小さいけれど大きな一歩だった。

人生100年と考えたときに、これから先もまだまだ学べることがあり、学んで楽しいと思える自分に対して心から感謝をした。「いい思い出だった」「貴重な経験だった」、そんな言葉で終わらせたくない。
それ程密度の濃い数ヶ月間だった。そして、これからも自分が面白いと思ったものを作り続けていきたいし、色々な人に見てもらいたい。
うーん、つくづく人生って面白い。

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