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婚活の「得意料理」欄、何を書く?

マッチングした人に手料理を振舞う確率

過去にお見合いパーティーにめちゃめちゃ参加した。
その際にこちらのプロフィールを登録する必要があるのだが、「職業」「趣味」に並んで女性だけに「得意料理」という項目があった。

え?仮にマッチングしたとしても、料理を振舞う確率なんてほぼないに等しくない?(※個人の意見です)

私 「(料理名)が得意なんですよ~」
相手「そうなんですね!じゃあ今度作ってくださいよ!」

なんて流れ、嫌すぎじゃない?(※個人の意見です)
それに昨今は料理が作れることがアピールポイントかと言われると、そうとも言い難い。
となると、この項目に適当な料理名でも書いてお茶を濁してもいいが、どうせなら有効活用したい。

手料理を振舞うことはないだろうが、上手いこといったら一緒にご飯はきっと行くだろう。そうなった時に一番知りたい情報は何か考えた。

個人的に「野菜嫌いかどうか」が一番知りたい。
私自身は野菜に好き嫌いはないが、相手が野菜嫌い、もしくは何かすごく嫌いな野菜があるとちょっと気を遣う。あと、もし万が一奇跡的にとんとん拍子に婚活が上手くいって、成婚となった場合の料理のレパートリーを増やすとか、心構えとか、そういう意味で事前に知っておきたい。
では、相手が野菜嫌いかが判断できる料理は何だろうか?

ピーマン嫌いは野菜嫌いが多い 
※個人の意見です

私の持論だが、「ピーマン嫌いは野菜が嫌い」率が異様に高い。(※個人の意見です)
知人の野菜嫌い、偏食家達は大体ピーマンが嫌いだった。
余談だが、野菜嫌いはトマトも嫌いな率が高い。しかしトマト嫌いには2種類あり、熱を通せば大丈夫タイプもいるので今回の基準からは外した。

その結果、導きだされた料理が「ピーマンの肉詰め」である。
ピーマン主役の料理を考えた時に、チンジャオロースも候補として考えたが、ピーマンの味をダイレクトに伝えるのであればピーマンの肉詰めがベストだと判断した。
ここで導きだした「ピーマンの肉詰め」を、得意料理欄に書くことで、野菜嫌いを炙り出そうという魂胆である。
我ながらなんとも小賢しい。

さらに言うと、もし一緒にご飯に行く流れになった時に洒落たレストランよりも、美味い赤提灯の店に行きたい。そういう意味でも「ピーマンの肉詰め」を日常的に食べる女として認識させることで、居酒屋メニューのイメージ付けをしておきたいという作戦もある。
まさか男性側も、この「得意料理」項目にこれほどまでの思惑が込められているとは思ってもみなかっただろう。

ちなみにこの「得意料理」項目、他の女性陣はちゃんと書いている人が多いのか、男性陣から異様に「ピーマンの肉詰めですか?!」と食いつかれた。
女性陣どんな料理を書いてるのか、めちゃめちゃ気になる。
※お見合いパーティーでは、同性側の情報は見えない。

はてさて、野菜嫌いが炙り出せたかどうかというとそれなりに、という結果だった。
相手も出会いの場でネガティブイメージを付けたくないのか、「ピーマンの肉詰め」に触れる人、触れない人で態度がはっきり分かれた。
食いつく人は大体「自分も好きなんですよ!」というノリで会話のネタにするが、触れない人は一切触れない。とても興味深い。

もしコロナ禍前のお見合いパーティーで、得意料理欄に「ピーマンの肉詰め」を書く女と遭遇した方がいたとしたら、お久しぶりです私です。

まとめ

なんとなく追い詰められてはじめた婚活だったが、個人的にはいかに「初対面で、次に会った時のことをイメージしてもらえるか」という点にこだわった。
そういう意味では、この一見何の意味もない「得意料理」という項目に自分なりの意味を持たせることができたのは大きかったのではないだろうか。(選んでもらえるかどうかは別として)
また、開示する情報から自分の情報を示すだけではなく、相手の情報を引き出せるということに気づけたことも、大きな発見だった。

ちなみに、実際に私が「ピーマンの肉詰め」が得意なのかと言うと「可もなく不可もなく」である。得意=美味い、とは限らないからね!ただ好物であることは本当なので、日常的に夕飯メニューにはしている。
さらに言えば、ここまで色々と考えてお見合いパーティーに挑んでいたが、得意料理を振舞う機会は特に訪れなかった。

得意料理欄に何を書いたらいいか悩んでいる人は、是非参考にしていただけると嬉しい。ただし、結果は保証いたし兼ねるので自己責任でお願いする。

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