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新卒で就活失敗したけど、今楽しく社会人やってるぜって話

私の就活は、失敗に終わっています。自分にとっては大失敗に近いと思っています。志望した会社には全く内定をもらえず、第三志望群や自分の志望した業界にすらいくことができませんでした。社会人としてかなり不本意なスタートを切りました。

ただ、現在は2回の転職を経て、note株式会社でnote proのセールスをしていて、現在は自分のキャリアにかなり満足しています。

あの時があってよかったなと思う気持ちもありますが、反面「もっと上手くやれたはずだ」と思う気持ちもすごくあります。

このnoteはこれから就活をしていく方や、不安な気持ちになっている方に向けて書いています。かなり苦い経験なのですが、もし私の経験が、今不安に思っている就活生に届いて「不安に思いすぎなくてもいいかも」と思ってもらえたら嬉しいです。

私の就活

私は就活をしていた時、リーマンショックの影響が落ち着きつつあり、それまで抑え気味だった新卒採用にを積極的に行う企業が多い傾向だった。少しだけ楽観ムードで、私も「まあなんとかなるだろう」と思っていた。

ところが、2011年3月に「東日本大震災」が起きて状況は一変した。当時、各社の面接が開始しつつあったが、震災が起こってから採用自体が中止・延期になる企業が多かった。また、電車の運行も不安定な中「面接は通常通り実施します。」という企業もあり、「明日はどうなるんだろう」と不安を抱える日々が続いた。

どんどん各社の選考が進む中、第一志望群の企業はおろか、第三志望群くらいの企業にも内定をもらうことができなかった。周りが続々と内定をもらう中、私だけが学内で就活スーツを着ていて、恥ずかしい気持ちや焦りを感じていたのを覚えている。

そして、震災とは関係なく、私自身が、普段はおしゃべりなのに、面接だと全然話せなくなってしまうことも大きな原因の1つだった。面接になるとおどおどしてしまい、なかなか面接が進むことはなかった。

震災で採用数が減っていることと、自分が上手く面接をやれないことに焦りを感じいたが、どうしても状況を打破できずにいた。

内定から1年目で感じた劣等感と変化

ようやく内定をもらったのは、かなり遅い時期だった。志望していた金融業界とは全く違う医療業界、というか病院で、私は病院の受付として社会人のスタートを切った。友人たちが大企業でたくさんの同期と研修を受けている中、私は新人が自分一人だけの環境で、OJTと言う名の現場での業務が始まった。至らないことが多く、相談できる相手もいないので、家に帰るとひとりで泣くという日々が続いた。当時は「受付なんてかっこ悪い」と思っていたのもあって、劣等感に苛まれていた。

辛い日々が変化したのは、入社して半年くらいたってからだった。それまで毎日単調に思えていたけれど、患者さんによって対応を変えると安心感を持ってもらえること、業務で非効率な部分を少し変えるだけでも、作業工数が削減できることに気づいた。また、仕事を「こなす」のではなく、自分で考えて行動すると「これは誰にでもできる仕事ではない」と自分の仕事に誇りを持てるようになった。なにより、少しずつ周りからの信頼されるようになることを実感でき、それが自分の自身に繋がっていった。

そして「もしかして私受付が天職では・・・?」と思い始めた頃、異動で理事長の秘書になった。少しイメージしにくいと思うが、1病院の理事長ではなく、複数の病院や介護施設・学校を運営している医療法人の理事長の秘書だった。そのため、病院の運営に関わることだけでなく、学生募集の企画や学会の運営も担当していた。こうして書くとすごい人間のようだけど、まるで力になれていなかった。複数いる秘書の中で私はただひたすらもがいているだけだった。

転職と現在

ただうまくやれない中でも、理事長の「新しいことに挑戦し続けよう」「なんでもすぐ動こう」とする姿勢をすごく尊敬し、少しでも近づきたいと思いはじめるようになった。そして徐々に、転職を考えるようになった。ここでは1つ1つのチャンスが大きすぎるゆえに、なかなか私が中心でチャレンジする場所がない。そして、秘書という立場ゆえたくさんのことに守られており、多少の失敗が許されてしまう。今のままだと仕事ができるようになるまで何年もかかってしまう。それなら自分で仕事をつくっていける営業をしようと思った。

事務から営業を希望していたので、転職活動も苦労したが、マーケティング会社の営業になった。そして、もう一度転職をして、ピースオブケイクにいる。自分のやりたいことをやれていて、楽しく毎日を過ごせている。

私が自分の経験を通して一番思っているのは「新卒で失敗しても終わりじゃない」ということだ。それに近い言葉で自分を責める人がいるかもしれないけど(私自身がそうだった)、そんなことは絶対にないので、どうか上手くいかない状況があっても、思いつめないでほしい。

学んだこと

そして、自分が就活から転職までに学んだことは大きく2つある。1つは「不安なことを漠然と考えない」こと。私自身、就活の時に「就職が決まらなかったらどうしよう」と考えることに時間を割いてしまっていた。また、対策を考えるために「何社落ちたか」の数を意識していた。そんなことを考えるくらいなら、うまくいかない原因を分析するのが良かったな、と思う。けんすうさんも具体的な言葉でおっしゃっていたので引用する。

「うまくいかない」にはいろんな種類があるので、それを見極めることが重要だと思う。これは、仕事をする上でも同じことが言えるので、課題を正しく捉えてから、解決方法を考えると良いと思う。

もう1つは「自分が何をしたいかわからない」ときは、「自分が憧れる人・なりたい人のどこに惹かれるか」を考えること。「全部」ではなくて、因数分解をして「ここに憧れる」「ここは特に憧れない」を考えると(できれば紙に書いていくと)、自分がどんなことに興味があるのかはっきりわかってくると思う。どんな暮らし方がしたいのか?を含めて、考えると就活には向いているのではないかと思っています。

おわりに(突然の精神論)

真面目な口調で偉そうに書きましたが、就活ってめちゃくちゃ大変だと思います。頑張ろうとしているだけで偉いです。すごいです。
よく言われることだけど、面接に落ちても自分を否定しすぎないでください。面接に落ちると「もうだめだ〜〜」となることも多いと思いますが、そんなこと絶対ないです!!本当に絶対ないです!!!
でもこういうとき、自分を救えるのは、自分だけだと思っています。自分を信じる努力をして、自分のためにもどうにか立ち上がってください。
私もまだまだ克服できていないことだらけだし、この状況は時々不安になります。でもチャレンジを続けながらなと思ってます。一緒にがんばりましょうね。
皆さんの成功を心から応援しています。

お知らせ(オンライン就活イベントについて)

当社ではオンラインでの就活イベントを実施しています。当社の採用ではなく、様々な会社さんが集まった合同就活オンラインイベントです。すでに終了しているイベントですが、動画もアップされているので、気になる会社さんがあったら見てみてください!(一中途向けイベント情報もふくまれております。ご了承くださいませ)

じゃあ、またお会いしましょう!心配なことがあったらお気軽にDM下さい!


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