今日も旅する

私にとって【ひとり旅】は、ギャンブルくらいの中毒性を持っている。

たとえ貯金が無くとも、現金が底をつきそうであっても止められないものなのである。

前世はスナフキンだったのかもしれない。
いや、スナフキンに憧れているのか。

個人的にパッキングから旅は始まっている。

ジップロックで真空にした下着達、
小さな容器に移されたシャンプー、
普段は絶対に持ち歩かないハンカチ、

テトリスの如くリュックに旅のお供達を詰め込む。

しかし、ひとり旅初心者がゆえ、リュック1つで出かけリュック1つで帰ったことが1度もない。

私を阻むのは、お土産の存在なのである。
旅先で売ってある物はなぜあんなに魅力的なのだろうか。

1種のコレクション癖かもしれない。お気に入りのものを自分のテリトリー【自宅】に持ち帰りたいのだ。
そして、いつもの落ち着く空間で、旅を思い出し味わいたい。

食べ物だけでは無い、ガラスの指輪、ポスター、本

圧倒的にバックパッカーに向いていない。

だから私は今日も車で旅に出る。