3つの台詞を言ったら洗いざらい朗読したことになった同人誌朗読騒動

まず、タイトルを見て問題の本質はそこじゃないと思う方も居るかもしれないが私のnoteは歪められて発信された事実に対してフォーカスしているのでこのタイトルにさせて頂いた。問題点についても後述する。

流れ

大雑把なので他のnote等も併せて参照して欲しい。
3/28にさくらみこが宝鐘マリンにオフコラボで「宝鐘マリンが好きそうなBL本を冷蔵庫に何冊か忍ばせてお茶を取りに行ってもらった時に見つけて貰い、それをプレゼントする」というドッキリを敢行した。
そしてそれらの本を見つけた際、その中の1冊が強烈なタイトルと内容だった為、爆笑しながら読んでいた。
翌日、その同人誌の作者が俗に言うお気持ち表明をしてさくらみこ、宝鐘マリンが炎上している。

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お気持ち表明の一部

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「有名Vtuberにオモチャにされた」「自分の本を朗読してスパチャを貰われてる」と憤ってる様子である。

朗読したのか

本の内容を読み上げたのは

「アムロレ[ピー]プ」(本の正式タイトルはアムロ・レ〇プ)
「シャトルの発射まで時間がある」(シャトルの発射=射精の比喩)
「俺も焼き尽くせよシャア」
「中に出せよ、構わんぞ」

この4つだ。(3/30追記:3つ目のセリフを見逃していたので追加)
その他に言ったのは本の内容の状況説明と感想である。

ろう‐どく〔ラウ‐〕【朗読】 の解説
[名](スル)声に出して読み上げること。特に、詩歌や文章などをその内容をくみとり、感情をこめて読み上げること。「詩を朗読する」
goo国語辞書より

広義では当てはまるかもしれないが朗読と言われて想像するのは中身を丸ごと読み上げるものではないだろうか。そもそもこれだけでは感情を込めるも何もない。読み上げたのが文章かと言われれば首を傾げたくなる。

案の定Twitterでは

「無断で同人誌を丸ごと読み上げてスパチャを稼ぐための配信を行った」と受け取られているように見える。メインはゲーム配信でありこの同人誌に触れたのはほんのごく一部だけである。(該当アーカイブは10時間以上ある)

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権利侵害になるのか

短いセリフやありふれた文章だけでは著作物に該当する可能性は極めて低い。

著作権法(以下「法」といいます。)では著作権で保護される著作物は「思想又は感情を創作的に表現したもの(以下略)」(法2条1項1号)と定義されていますが、ありふれた文章や極めて短い文章は創作的であるとはいえないとして、一般的には著作物には該当しません。
著作権のネタ帳
https://copyright-topics.jp/topics/words-and-copyright-of-anime-manga/

そもそもこれで権利侵害になったらアニメや漫画の有名なセリフすら言えなくなってしまう。

逆CP

逆のカップリング云々もご法度らしいがそっち方面に明るくなく、全く理解できていないのだが、さくらみこがカップリングの順番を間違えた際配信中に宝鐘マリンが即訂正しているように見える。(理解できていないので情報を求む)

不味かった点

一番マズかったのは伏字にしたもののタイトルを特定されかねないような形で言ってしまったことではないだろうか。

確かにアムロ・レ〇プというタイトルや行為中のセリフをガンダムの用語で表現しているのは面白いが作者は笑い物にされたと感じる可能性もある。また、同人誌を冷蔵庫に入れてドッキリを仕掛けるという行為もオモチャにしていると捉えられてもおかしくないのでので、タイトルを出してこれを行ったのは些か無配慮だったと思う。
笑うならタイトルを出さない、タイトルを出すなら笑わないこのどちらかができていれば今回の騒動は起こらなかっただろう。

また、同人界隈は正に黙認ベースの界隈なので表に出されたくないという心情もあるのではないだろうか。特にガンダムの版権元のサンライズはイラストどころか小説すらインターネット上での使用は禁じられているので勘弁してくれともなるだろう。

サンライズ作品をもとにしてご自分で制作された小説やイラストでも、サンライズが許諾していないかぎりインターネット上では、ご使用頂けません。
https://www.sunrise-inc.co.jp/policy/copyright.php

さくらみこ・宝鐘マリン謝罪

21:40頃、さくらみこ・宝鐘マリンからの謝罪ツイートが投稿された。

追加で声明を出す

作者からも声明

まとめ

簡単な流れ
①オフコラボで「宝鐘マリンが好きそうなBL本を冷蔵庫に何冊か忍ばせてお茶を取りに行ってもらった時に見つけて貰い、それをプレゼントする」というドッキリを敢行。
②そしてそれらの本を見つけた際、その中の1冊が強烈なタイトル(アムロ・レ〇プ
と内容だった為、爆笑しながら読んでいた。
③翌日、その同人誌の作者が「有名Vtuberにオモチャにされた」「自分の本を朗読してスパチャを貰われてる」等の苦言を呈し、さくらみこ・宝鐘マリンが炎上。該当アーカイブは非公開へ。

勘違いされていること
①BL本の内容を洗いざらい朗読した
→読んだ内容はタイトル(伏字有)と短いセリフ3点のみ
②朗読して投げ銭を稼ぐ為に配信した
→メインはときめきメモリアルのゲーム実況でこの本に触れたのは10時間の配信の中のごく一部
③無断利用で権利侵害をしている
→短いセリフを言っただけでは著作物の侵害に該当する可能性は低い
④逆CPで紹介した?
→すぐに訂正している?

悪かった点
①同人誌のタイトルを特定できるような形で言って表に出してしまったこと
②タイトルを出しておきながら同人誌を嘲笑したりオモチャにしたと捉えられかねないようなことをしてしまったこと(実際そう捉えられてしまった)

最後に

今回のケースは、実際に悪い点もあった部分も伝言ゲームで事実が歪められてしまった部分もあり、見極めが難しかった。
このようなnoteを出しておいて何だが両名が謝罪し、何より作者本人が事態の収束を望んでいるのでこれ以上騒ぐのは控えた方が賢明かもしれない。

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