見出し画像

運命のレール。

どこからその運命のレールに乗ってしまったのだろうか。

この前、「ヤクザと家族 The Family」を観てきた。

サダメ。

不器用にしか生きれなかったんだろうな。

ただのヤクザ映画ではなく家族も描いている映画ということで、この映画は必ず観に行こうと思ってた。

映画を見て、少しだけ、理解できた気がした。観に行ってよかった。
ヤクザと家族を描いた映画がこの作品でよかった。


人の愛が信じられなくて、怖くて弱くて寂しいから、強がって大きく見せることに必死になって、自分をごまかしきれないから薬に逃げて、やっと愛せる対象ができても、愛し方がわからなくて、人を傷つけて困らせて、不器用に不器用に、必死に生きてひっそりと一人で死んだ運命。

背中に描かれた絵を多く見る環境の中で育った私のレールは、途中の分岐点で異なるレールに繋がれた気がしてる。それはきっと、人に傷つけられたらその人を憎むのではなく、その人より幸せになってやる。という想いを抱け。ありがとうとごめんなさいは忘れるな。ということを不器用なりに教えてくれた人だったからかもしれない。

エンディングの曲、震えた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?