パキスタン建国の父の生誕祭
12 月 25 日は、パキスタン建国の父、ムハンマド・アリー・ジンナー（Muhammad Ali Jinnah）の生誕記念日です。パキスタンでは、最も偉大な指導者の意味であるカーイデ・アーザム（Quaid-e-Azam）にちなんで、この日は「カーイデ・アーザム・デー」とも呼ばれ、パキスタン全土でジンナーの誕生日をお祝いします。
パキスタンではこの日はジンナーの誕生日をお祝いするため、国民の祝日になり、国中で多くのイベントが開催されます。12 月 25 日は、クリスマスをお祝いする一部のパキスタン国民は、両方のイベントを一緒にお祝いします。
「カーイデ・アーザム・デー」は、生前の 1942 年に始まり、それ以来ずっと続いている記念行事です。この日には、政府や民間の主要建築物に国旗が掲げられ、カラチにあるジンナー邸宅には国旗が掲揚されます。また、各所で、記念式典、パレード、レセプション、スピーチ、表彰式などの祝賀行事が行われます。
カラチにあるジンナー廟では盛大に祝賀会が開催され、さまざまな立場の人々がパキスタン建国の父に敬意を表するためにジンナー廟を訪れます。また、学校や大学などの教育機関は閉鎖され、討論会、セミナー、展示会などが開催されます。講演者らは、建国の父の生涯、思想、闘争、政治的功績のさまざまな側面に光を当て、ジンナーに敬意を表します。
テレビやラジオでは、パキスタン独立闘争の話、討論、インタビューなど、ジンナーに関する特別番組が放送されます。また、大統領や首相も国民に向けてのメッセージを発信します。
ジンナー廟では、パキスタン空軍士官候補生とパキスタン陸軍士官候補生が、警備員の任務を引き継ぐ衛兵交替式も行われます。軍の将官たちはジンナー廟に花輪を捧げ、お祈りを捧げます。
