見出し画像

保護猫カフェと猫カフェ

世界で最も人気の動物と言われる猫。この猫を飼えない人向けにネコカフェというものが世界中で登場し、一般化している。店内で飼われている複数の猫と触れあったり、眺めたりしながら、食事やお茶を楽しめるスポットで動物を飼えない人が集まる場所として有名である。発祥は1988年に開店した台湾のとある喫茶店。「他の喫茶店にはない特徴を出したい」という理由から、お店に猫を置いたことがきっかけだという。日本では2004年に大阪、2005年に東京でネコカフェがオープンした。最近は猫カフェではなく「保護猫カフェ」という名前を掲げて新たに誕生する店舗が登場した。文字通り保護猫専用のカフェではあるが、それではどのような違いがあるのだろうか。

保護猫カフェとは

一般的な猫カフェを知っている人は多いが、保護猫カフェとは一体なんなのか。保護猫カフェは「保護猫の里親探し」が大きな目的。とくに成猫はなかなか里親が見つかりにくいという事情がある。これは大人になった人間をイメージしてもらえればわかるが、大人になってしまうと、しつけがなかなかできないことから、非常に面倒と感じる人が多い。そんななか保護猫カフェは成猫の自然な姿を見せることで、興味を持った人に里親になってもらうという目的が隠されている。猫を飼う人にとって、実際にどのような性格をしているのか、どのような癖を持っているのか気になるというもの。保護猫カフェは実際の猫と触れ合うことにより、親になれるかどうかを判断できるメリットがある。保護猫カフェの運営をしているのは、猫の保護団体が多い。犬猫の殺処分が社会問題としてクローズアップされてきたことから、少しでも多くの猫を救いたいという願いからカフェをオープンしたところが多い。

様々な過去を持つ猫達

保護猫カフェは元々野良だった猫や多頭飼育崩壊となった猫、捨て猫など様々な過去を持つ猫が生活している。なかには保健所や愛護センターなどから引き取られたりした猫もいるという。そのことから、色々な環境で生きてきた背景があり、保護猫カフェにいる猫のほとんどは大人の猫ばかりではあるものの、とてもタフで、順応性が高い猫ともいえるのではないだろうか。


筆者ブログ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?