マクマスター小児病院がカナダ初の小児便バンクを開設


マクマスター小児病院がカナダ初の小児便バンクを開設

https://www.cbc.ca/news/canada/hamilton/pediatric-stool-bank-mcmaster-1.6908323


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ハミルトン
マクマスター小児病院がカナダ初の小児便バンクを開設
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子供たちのウンチを冷凍保存することで、C.diffのような腸内感染症の子供たちを助けることができる。
Bobby Hristova - CBC News - Posted: 2023年7月16日 1時43分 EDT|最終更新:7月17日 7月17日
ケイリア・アトキンスは、マクマスター小児病院の小児便バンクを利用した最初の患者である。(投稿者:Tanya Gillisさん)
マクマスター小児病院は、あなたの子供のウンチを欲しがっている-そうすれば、冷凍便のコレクションに加え、他の子供たちを助けるために使うことができる。
ハミルトンにある同病院の小児消化器科医、ニヒル・パイ医師によれば、子供用の便バンクはカナダで唯一のものだという。
「私たちは、全国の子供たちにサービスを提供していると感じているので、このことを本当に誇りに思っています」と彼は電話インタビューで語った。
この病院は、C.diffとも呼ばれるクロストリジウム・ディフィシルのような腸内感染症を持つカナダ中の子供たちに糞便移植を提供するために開設された。
この感染症は細菌が大腸に入り込むことで下痢や発熱を引き起こす。別の病気で抗生物質を服用している間に感染が始まることもある。
マクマスター小児病院の小児消化器専門医であるニヒル・パイ医師は、子供たちのウンチが詰まった冷凍庫を開ける。便のサンプルは、腸内感染症の子供たちを助けるために使われる。(提出者:ハミルトン・ヘルス・サイエンス)
しかし、パイは解決策があると言う。
彼はドナーの便から健康なバクテリアを採取し、5分間の浣腸によって患者に移植することができる。そうすれば、健康なバクテリアがC.デフ菌に対抗し、頑固なバクテリアを永久に排除することができるのだ。
便バンクはある家族の「人生を変えた
タニヤ・ギリスはCBCハミルトンに、彼女の9歳の娘、ケイラ・アトキンスにとって、便バンクは「人生を変える」ものだったと語った。
アトキンスが生まれたとき、彼女はまったく健康そうに見えた。その5週間後、娘は初めて発作を起こした。
ギリスは、ノースカロライナ州ミルヴィルの自宅から電話インタビューに応じ、「そのことで、彼女がまれな遺伝病であることがわかりました」と語った。
ボストン小児病院によれば、この疾患はCDKL5という神経発達症で、筋緊張の低下、発達障害などさまざまな症状を伴う。
ギリスによれば、彼女の娘は言葉を発せず、動かず、胃腸の問題も抱えているという。
2020年、アトキンスはC.diff.を発症し、14ヶ月間再発を繰り返した。
ケイリア・アトキンスはこの手術を受けるためにノバスコシア州から飛行機でやってきた。(投稿者:ターニャ・ギリス)
「何も彼女の気分を良くすることはできませんでした......彼女は生活の質ゼロでした」とギリスは言った。「彼女は一日中泣いているか、不快なだけでした......胸が張り裂けそうです」。
そんな時、ギリスはマクマスター小児病院とその新しい備蓄品である子供たちのウンチのことを耳にした。
ギリスとアトキンスは糞便移植をするためにノバスコシア州からハミルトンへ飛んだ。
アトキンスはこのプログラムの最初の患者だった。処置後、ギリスは娘が "新しい子供 "になったと言った。
移植が)こんなにも簡単で、こんなにもうまくいくなんて......」と彼女は言った。
ドナーを探している病院
ギリスは、他の小児科の便バンクが全国で開設されることを望んでいると語った。
パイ氏によると、小児用の便バンクや便移植を行う上での障害には、小児専用のプログラムがないこと、小児からの便サンプルの不足、パンデミック(世界的大流行)により成人用のプログラムが閉鎖されたことなどがあるという。
パイはまた、患者が病院に行く必要がないように、錠剤の形で糞便移植を開発しようとしていると述べた。
便バンク所長のニキル・パイ博士(左)と研究コーディネーター兼便バンクコーディネーターのファリハ・チョードリー(右)。(提出:ハミルトン・ヘルス・サイエンス)
現在バンクには30検体の便が保管されているが、病院側はもっと多くの検体を求めている。
5歳から18歳までの健康な人であれば誰でも提供することができ、その際には報酬が支払われる。
便を1回提供すれば、5回から10回の治療が可能である。
著者について
ボビー・フリストバ
レポーター
ボビー・フリストヴァはCBCハミルトンのジャーナリスト。あらゆる問題を扱うが、人々の責任を追及する記事、社会問題に焦点を当てた記事、調査報道を得意とする。以前はトロントのNational PostとCityNewsに勤務。連絡先はbobby.hristova@cbc.ca。
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