短期抗生物質投与に対するウマの糞便微生物叢反応

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短期抗生物質投与に対するウマの糞便微生物叢反応

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38171452/

J L Parkerら、J Equine Vet Sci.
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引用

要旨
一般的に安全ではあるが、抗生物質投与による消化管（GIT）微生物叢への悪影響は、種を問わず研究により証明され続けている。馬では、抗生物質関連下痢（AAD）はGIT微生物叢に関連した生命を脅かす疾患である。この研究では、健康な馬に抗生物質を短期間投与すると、栄養素を消化する能力や疾患関連細菌の糞便排出によって測定される糞便微生物叢に悪影響を及ぼすという仮説を検証した。24頭の馬をコントロール（CO）、硫酸ペニシリン/ゲンタマイシンカリウム（KPG）、セフチオフル結晶遊離酸（EX）、トリメトプリム/スルファメトキサゾール（SMZ）の4つの投与群のいずれかに割り付け、4日間投与した。糞便サンプルは治療開始前（S0）、治療終了翌日（S5）、治療開始後10、14、21、28日目に採取した。抗生物質投与に対する馬の反応は非常に個別的であった。抗生物質を投与されたすべての馬は、対照と比較して有意に軟便であった。すべての抗生物質投与S5サンプルにおいて、ラクトバチルス属は劇的に減少した。抗生物質を投与された馬は、糞便qPCRでC. difficileまたはC. perfringensが陽性となる可能性が有意に高かった。結論として、抗生物質投与に対する反応は個体間のばらつきが大きいが、使用した抗生物質に依存すると思われる糞便微生物叢の機能の変化が認められた。

キーワード アミノ酸・ペプチド利用細菌（APB）；アミロリティック；抗生物質関連下痢症（AAD）；セルロース分解；Clostridioides difficile；クロストリジウム・ペルフリンゲンス。

著作権 © 2023. エルゼビア社発行。

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