日本におけるCOVID-19パンデミック時のmRNA-脂質ナノ粒子ワクチン3回目投与後の年齢調整がん死亡率の増加
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抄録論文
日本におけるCOVID-19パンデミック時のmRNA-脂質ナノ粒子ワクチン3回目投与後の年齢調整がん死亡率の増加
https://www.scienceopen.com/document?vid=1edb5467-679a-4852-a402-9edf1693283a
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著者:1 , 2 , 藤澤明徳 3 , 4 , 4
その他の寄稿者:5(編集者
出版年月日(電子版): 2023
出版社 全動
キーワード 年齢調整死亡率, 癌, mRNA-脂質ナノ粒子ワクチン, COVID-19, 日本
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要旨
要約 目的:COVID-19パンデミック時の過剰死亡が、高齢化が急速に進む日本で問題となっており、個々のがんの年齢調整死亡率がパンデミック時にどのように変化したかを評価するために本研究を実施した。方法 公表されている国内データを用いて、パンデミックの最初の3年間(2020~2022年)とパンデミック前の3年間(2017~2019年)の各がん種の年齢調整死亡率を比較し、また、全国的なmRNA-LNPワクチン接種後の2022年の死亡率とワクチン接種開始前の2020年の死亡率を比較した。さらに、パンデミック中の死亡率の過不足を評価するため、2012年から2019年までの死亡率の傾向を明らかにした。結果 日本におけるがん死亡の大きな割合を占める胃がん、肝臓がん、肺がん、胆嚢・胆道がん、大腸がん、食道がんの年齢調整死亡率は、パンデミック前からパンデミック期にかけて低下したが、この低下傾向は2021年から2022年にかけて鈍化した。乳がん、膵臓がん、口唇・口腔・咽頭がん、白血病の年齢調整死亡率は、日本人の多くがmRNA-LNPワクチンの3回目を接種した後の2022年に、ワクチン接種が行われなかったパンデミック初年度の2020年と比較して有意に増加した。卵巣がんと子宮体がんについても、2020年から2022年にかけてわずかに有意な増加がみられた。データの解釈 分子生物学的研究で以前に述べたように、これらのがんの死亡率の増加は、エストロゲン受容体へのスパイクタンパク質の結合を介した細胞増殖に起因する可能性があり、スパイクタンパク質はCOVID-19感染そのものではなく、mRNA-LNPワクチン接種に由来する可能性がある。この可能性の重要性についてはさらなる研究が必要である。
関連コレクション
新型コロナウイルス感染症 COVID-19
著者および論文情報
雑誌名
出版社 雑誌名:Zenodo
出版日(電子版) 2023
出版年月日(発行):2023年9月18日
所属
[1】松原クリニック
[2】 名古屋小児がん基金
[3 ] 本別循環器内科クリニック
[4】 学習健康社会研究所
[5 ] エムシーエル株式会社
著者情報
https://orcid.org/0009-0002-3167-2304
https://orcid.org/0000-0003-4125-5467
藤澤昭典 https://orcid.org/0009-0009-0483-505X
https://orcid.org/0000-0002-5456-3891
論文
DOI: 10.5281/zenodo.8352450
SO-VID: 1edb5467-679a-4852-a402-9edf1693283a
ライセンス
クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際
歴史
キーワード 年齢調整死亡率,mRNA-脂質ナノ粒子ワクチン,COVID-19,日本,癌
データの利用可能性
キーワード 年齢調整死亡率, mRNA-脂質ナノ粒子ワクチン, COVID-19, 日本, 癌
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