下痢優位の過敏性腸症候群において、粘膜胆汁酸プロファイルの変化が肥満細胞における神経成長因子の発現および腸の症状と関連している

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下痢優位の過敏性腸症候群において、粘膜胆汁酸プロファイルの変化が肥満細胞における神経成長因子の発現および腸の症状と関連している

https://academic.oup.com/cei/advance-article-abstract/doi/10.1093/cei/uxae006/7593664?redirectedFrom=fulltext&login=false


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呉碧玉, 徐平, 李成, 王乾, 邱紅毅, 厳秀娟, 陳盛良
Clinical and Experimental Immunology, uxae006, https://doi.org/10.1093/cei/uxae006
公開:2024年1月30日 記事履歴
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要旨
下痢を主徴とする過敏性腸症候群(IBS-D)における粘膜胆汁酸(BA)プロファイルはまだ確立されていない。本研究の目的は、IBS-Dにおける大腸粘膜BAと、粘膜肥満細胞(MMC)由来の神経成長因子(NGF)および腸症状との関連を検討することである。36名のIBS-D患者と35名の健常対照者(HC)の大腸粘膜生検を行い、標的BAプロファイリングを行った。MMC数、NGFおよびタイトジャンクションタンパク質(TJP)の発現を調べた。その結果、IBS-Dコホートでは大腸粘膜のBAプロファイルが変化していることがわかった。IBS-D患者では一次BAの割合が有意に高く、二次BAの割合は低かった。HCの粘膜BA総含有量の90パーセンタイルにより、IBS-D患者はBA-H(n=7、19.4%)とBA-L(n=29、80.6%)のサブグループに分けられた。BA-H患者はBA-LサブグループおよびHCと比較して、有意に高い総粘膜BA含量を示した。BA-Hサブグループでは、11種類のBA代謝産物、例えばコール酸(CA)やタウロコール酸(TCA)の粘膜含量が有意に増加した。さらに、BA-H患者ではMMC数とNGF発現が有意に上昇し、TJPs(claudin-1、junctional adhesion molecule-A、zonula occludens-1)の発現が低下した。相関解析の結果、粘膜TCA含量はMMC数、MMC由来のNGFレベル、腹痛と正の相関を示し、TJP発現とは負の相関を示した。結論として、IBS-D患者は大腸粘膜のBAプロファイルに変化を示した。そのうちの約20%は粘膜BA含量の上昇を示し、これはMMC由来のNGFシグナルや腸の症状と関連している可能性がある。

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IBS-D、胆汁酸、肥満細胞、NGF
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本論文は、オックスフォード大学出版局、標準ジャーナル出版モデル(https://academic.oup.com/pages/standard-publication-reuse-rights)の条件の下で出版・配布されています。
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