潜む森〔詩〕


開いた窓から肺の奥まで潜む森

目が黒いうちは深呼吸でひとっとび

なんども焼けるだけケーキを焼くよ

だれのためでもないケーキとひっそり

季節からもらった桃のロールケーキ

木漏れ日のようにスポンジに乗れたら

それだってきっと緑いろの深呼吸


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