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ぱりぱりの音から だんだん少しずつ だれも気づかない速度で ことごとく肌だった音を 迎え入れ…
何層にもなって ぶあつくふくらむ図体に からみあう織物 いたいけなあまい あわい粉々
よるはくらすぎて 酔ってしまいそう 明るさを求めたよるに そのままよこたわる わらう瞬間の前…
ふつうの内側 ふつうの野菜 ふつうのお皿 ふつうの運び ふくつの空気
ねがつらなってるよ そらとつながってるよ めをとおして きりがないほどに そばでぎゅっと な…
しぬまえのようにつくるもの まいばんまいしゅん かんおけにかおむけできるしぐさ まやかしを…
わたしにできるのはわたしだけ あなたにとどいたきがするのはわたしがいるときだけ わたしにつくれるものはわたしだけ わたしにみせられるものはわたしだけ なにもないまったくのまぼろし わたしがみとめるのはわたしだけ
まわっている まわしてみる モノがまわって まわしてみて のりものごとまわって まわってまわ…
ときさらうゆげたちあがり まぶたひらくかみのうえ いっしまとわぬこえはしる
そろそろ ぽつぽつ はじまりそうな おなじほはばのかえりみち のこりのうたをだしきって …
こぼしていく こぼれていく なんともならない なんじゅうねんかん てにおえない なにをも…