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つづく風の源(抽象的な詩たち)

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抽象的で ふわふわな詩 まとめました (~2022,11,15)
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#創作大賞2024

f〔詩〕

ふわあ  ふわん 風にいる みあげれば布のふるえ にじむあらたなフィナーレ ふかく澄むかさな…

さな
1年前
10

ほころび〔詩〕

いまうごけるせいいっぱいで ほねからわらおうとした かいじゅうがもだえてた みたことないく…

さな
9か月前
6

ふるえ〔詩〕

歌う位置を忘れた喉と 手探りで降ろした根で たじろぎ滾らせる枝葉 音無の眠り隣り合わせ じし…

さな
8か月前
6

やわさ〔詩〕

こずるいやわさ そらにくいこむほど むきたくて ゆきだるまころがったもっと ゆきどけのおん…

さな
5か月前
13

短〔詩〕

ぞろぞろ ビーズかぞえたら ぽたぽた しずくひとおもい さらさら こんこん そばだてて  …

さな
5か月前
11

いにしえ〔詩〕

かつてはぬくいなみのように いるだけでみとめあえたのかもしれない たびじにあまいこきゅうふ…

さな
5か月前
5

ゆたかなページ〔詩〕

あなたからなんだよ こんなにも豊かなページ捲れる わすれていた写真は動かせないね ほんものだよ あったんだよ みせたくなったよ みせたくなるよあなた産み出したんだもの みせたくなるっていう細胞膜のあかりまでも かるい青空を自在にぐるり逆上がり 雨上がりにぴったりな着地音