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僕のカミングアウト《 性の多様性#8 》

こんにちは、メルカリを始めた初日にさっそく本が売れてよろこんでいるNmoisyuuke(のみすゆけ)です。📙🛒


今回は、前回にも予告していましたように、

僕が両親や友人、部活の仲間に

カミングアウトしたときの話

少しだけしていきます。


前回の記事はこちらっ!⇩⇩


現在はこんなに

オンラインでもオフラインでも

オープンにセクシュアリティを

さらけ出していますが、

依然はそんなこと考えられませんでした。


そこで、

僕が少しずつカミングアウトの壁を壊していった

その過程をお話ししようと思います。



🌈 両親


セクシュアルマイノリティ啓発活動をするサークル以外で

初めてカミングアウトしたのは、

両親でした。


みなさんの体験談を聞いていると、

カミングアウトした順番は

両親が割と最後の方にくる方が多いように思えますが、

当時僕は大学1年生で、

自分のセクシュアリティをはっきりさせて間もないころ

でしたが、

やはり両親は僕にとって大切な存在だからこそ、

僕の事を知っておいてほしい

という思いでカミングアウトに踏み切りました。


いまだからこんなに簡単にいえますが、

両親へのカミングアウト直前の僕は死にそうなくらい、

ガチガチ、ブルブル

ものすごい神経質になっていました。


当時、大学の学生寮に入っており、

久しぶりに東京駅で両親と会うことになった

ときにカミングアウトしました。


正直、緊張しすぎて

きちんと自分の思いをすべて話せない可能性もあったので、

話す内容すべてを書いたメモと手紙

持参しました。

(のちにわかったことですが、

聴覚に障害のある父は、

僕が話している内容が全くわからなかったので、

帰宅後に手紙を読んでわかってくれたそうです笑)


他の方の体験談にあった、

絶縁の覚悟も決めて臨みました。


泣きながらも言いたいことを

最後まで言い切り、

自分の思いをしっかり伝えることができました


カミングアウトの直後、

母が僕に言ったことは、

「 まだよく理解できてないけど、

わかった 」

でした。


その言葉になんとなくひっかかるものもありましたが、

とりあえずは絶縁されずにすんだこと

また泣けてきました。


後の両親からの手紙では、

「 どんなことがあっても

見捨てたりしないから 」

と書かれており、また号泣💦


その後も、

母がメンズ服を買ってくれた時には

本当にうれしかったです。


理解はしていないのかもしれないけれど、

どんな僕でも認めてくれた

ということに喜び、感謝しました。


母の言動には、どことなく

「 女の子であってほしい 」

という思いが感じられることもありますが、

いまでは、

平然とメンズ服を着て

メンズオーダーの髪型の僕が

実家を歩き回っていても、

それが「 普通 」になりました。

( 父からのおさがりももらえたりしています笑笑 )




🌈 部活


これもまた、僕が大学1年生のころ、

大学祭のときに啓発活動サークルのブースで

スピーチをしました。


これが初めての

公の場でのカミングアウトでした。


そこに

同じテコンドー部の先輩や同期も招待したのですが、

先輩が一人だけきてくれました。


その先輩は、

僕が泣きながらスピーチを終えた後、

「 びっくりしたっていうか、

○○は○○だから。

これからも変わらないよ 」

と言ってくれて、

他の部員にも話したい旨を伝えると、

「 話すとき、俺も一緒にいるから。

それに、あいつらもみんな優しいから

大丈夫だよ 」

とも言ってくれました。


そして、

サークルの展示( スピーチ含む )の感想に、

セクシュアルマイノリティの見方が変わった、ということも

書いてくれました。

( 本当にうれしくて、

その感想が書かれた紙は本当はサークル内で

共有しなければならないものでしたが、

現物は僕がいただいて、サークルには

コピーを渡しました笑笑 )


そして、

大学祭後はじめの部活が終わった後、

その先輩が見守ってくれているところで

部員みんなにカミングアウトしました。


最初、みんな驚いているようでしたが、

やはり

「 ○○は○○だから 」

と口々に言ってくれました。


それまでがかなり怖かったのです。


部内でカミングアウトして、

もしそれまでの楽しかった部活での日常が

なくなってしまったら、、、

そう考えて、怖かったのですが、

本当にいい先輩や同期にめぐまれました。




🌈 寮


その後も、

卒寮式の際に、同じ寮生みんなの前で

カミングアウトし、

それまで感じていた壁もなくなり

むしろ

カミングアウト後の方が楽しく、すごしやすい

と思える環境になりました


とはいっても、

みんなに気を遣ってもらっていたわけではありません。


本音で語ったからこそ、

僕もみんなも接しやすくなったのかもしれません。


卒寮式のあとも1か月ほど寮に居られるのですが、

その間、僕はみんなに感謝をこめて

コーヒーパーティーを2回開催しました。


そのとき、

僕はみんなにコーヒーを淹れながら

みんなからのセクシュアリティなどに関する質問

色々こたえました。


カミングアウトしたことで、

みんながセクシュアルマイノリティに興味をもってくれる

という別の効果も発見でき、

それ以来、さまざまなところでカミングアウトしてきました。




🌈 まとめ


僕は現在、みんなに

セクシュアルマイノリティに興味をもってもらいたい!

僕のことを知ってほしい!

という思いでさまざまなところでカミングアウトをしています。


いまこれを読んで下さっている

みなさんにも

同じ思いでお話ししています。


ただ、これはいつでも思うことですが、

こんなにカミングアウトに成功しかしたことがないのは、

僕のセクシュアリティが

みんなの「 普通 」に

比較的合っている部分も多いからかもしれません。


こんなことを言ったら

他のセクシュアルマイノリティの方に失礼かもしれませんが、

バイジェンダーでバイセクシュアルという、

男女二元論で話そうとすると

僕はどちらの性別も持ち合わせているために

さほど受け入れられない範疇ではないのかもしれない

と思うのです。


体験談の中でも

レズビアンやゲイ、トランスジェンダーの方の

カミングアウトの方が比較的キツイことがある

ように感じます。


「 セクシュアルマイノリティ 」という言葉が

なくなるくらい、それが「 普通 」になれば

よいのですが、

そうでない間はキツイこともあるのかもしれません。


一番言いたいのは、

人によってカミングアウトの重さが違う

ということです。


セクシュアリティが同じでも、

僕のように簡単に言えちゃう人や

絶対言えない人などさまざまです。


なので、

カミングアウトはすべきものでも

したほうがよいものでもなく、

ましてや強制するものではありません


そもそもカミングアウトは個人の権利であって

義務ではないので

セクシュアリティを無理に聞き出そうとすることは

絶対にしてはならない行為です。


後半、話があちらこちらに行ってしまいましたが、

僕のこの話で

少しでもセクシュアルマイノリティや

カミングアウトなどに興味をもっていただけたら

幸いです。



最後までお読みいただき

ありがとうございました!!m(_ _)m


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WEBライターの方や、セクシュアルマイノリティ・Allyの方、同じ趣味をお持ちの方、なんとなくでも僕に興味を持ってくださった方とつながれたら嬉しいです!どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

ぜひこちらも読んでいただけるともっと嬉しいです!
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🖋️アルファポリス|平倉義忠
 『 珈琲杯の憂鬱 』 『 人間に棲む狼 』 『 詩集 光闇(モノクロ) 』



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