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35万円カード請求と、夢ひとつ叶えた話

4月は残業が多くて、とてもストレスが溜まっていたようです。
そのせいで、脳のお金の計算をする部分と、物欲がバグっていたようです。
欲しいと思ったら買う、食べたいと思ったら買う、を繰り返して1ヶ月を過ごしました。


カード請求の内訳

結果、5月のカード請求がいくらになったと思いますか。35万円でした。世の大半の勤め人にとっては、なんて事無いて額かもしれませんが、私には命に関わる額でした。
完全に収入を超えている。

さて、低収入独身一人暮らしの女が、ひと月に35万円も使うなんて、一体何を買ったんだ?とお思いでしょう。
大して何も買ってないんです。

長らく、欲しいなぁ、と抱えているものには一切手をつけず、ただ、ささやかに欲しい、食べたいと思ったものを、我慢せず買っただけです。

内訳は主に、
ユニクロや無印良品などファストファッション。
4月は自炊一切しなかったうえに、無理やり3食食べる実験をしたので、コンビニと外食。
少しでも読みたいと感じた本やマンガ。
趣味の刺繍に関する書籍や道具。
なぜかハマった花瓶と生花。
毎週末何個も買う生ケーキ。
家賃水道光熱ネットスマホなど固定費。
職業関連のオンラインスクールへの月謝。

これらが積もって35万円に。
特に、自炊しない中での3食食べ実験による、コンビニの積み上げがすごかった。
朝会社行っておにぎり2個買って、お昼に丼を買い、夜にビーフンとデリを買うような生活。
飲み物とおやつを入れれば、食費だけで毎日3,000円くらいつこてます。これにプラスして外食やらスイーツ代やら、食品だけで10万くらいはいったんとちゃいますか。

この失敗から得られた教訓は2つ。

ひとつ。
来年死ぬかも知れない、と頭で思ったところで、「明日生き抜くことがしんどい」という肉体状態の時は、未来のことなど考えられないことがわかりました。
精神が追い詰められている時はまだマシで、肉体が崖っぷちだと、より一層、ろくなことをしない。
自分をヨシヨシしてわがまま聞いてやることに精一杯で、銀行の残高のことまで考えられないのだと知りました。

ふたつ。
本当に欲しいものにお金を回さなかったという事実はあるけれども、好き勝手リミッターなくお金を使うと、ひと月40万弱かかる自分だと言うデータがとれました。
もうこんな過ごし方はこりごりだと思いました。

臨時収入の行方

その爆買いの4月も半ばのこと。
数年前から欲しかった、金運が良くなるという金のリンゴのオブジェ。

お店に通って何年も見てるから、商品にうっすら埃がかぶっていました。
今月は好き勝手買うぞと決めていたので、ついに購入しました。
たった数千円なのに、ずぅっと買えない気がして買っていなかったんですよね。不思議です。

その帰り道のことです。
まとまったお金が手に入ることが分かりました。りんごちゃんを見下ろして、まさか君かい?と、問わずにはいられませんでした。まさかね。

しかしその大半は、先述の4月の爆買いカード支払金として消えました。
人生で初めて、これは無駄遣いだった、と認め、反省しました。

残りのお金で、10代の頃からの夢を叶えることにしました。
個別株を買うことです。

株と私と東証と。

数年前から世間の例に漏れずNISAやっており、窓口係員に勧められたまま、世間の例に漏れず全世界で放置してます。
つまり投信では、私は株を買ってる気持ちになれません。

なぜか高校生くらいの頃から、株が欲しくて仕方なかったんです。

大学生の頃は、株の本を読んだりして、基本的な知識をつけましたが、運用するお金はついぞ貯められなかった。
東京証券取引所のマーケットセンターを回廊から見下ろして半日過ごすくらい、憧れてた。締めの時に拍手起きるんだな、と思ったけれど、それはあの日数年ぶりに高値を記録したからだと、あとで知りました。

その時の終値が、1万4千いくらかだったことを、よく覚えています。それから値上がりが始まったので、にわか株知識の私は、もう買い時じゃないな、とか思いました。なにせ、1万前後の時代しか知りませんから。
バブルの時の値は異常値だったと教わっていたし、これから上がっていく未来が想像できなかったです。

でも、その時買う力があったらどうだったでしょう。その時の値は、今振り返って見るとかなり安い。
今の日経平均の値になるなんて、当時の私は考えることができませんでした。
(逆に言うと、下げ幅も同じくらい全然あり得る。過去70年くらいから今の上がり方を見てると、今が天井で、いつ下落に転じてもおかしくないですね。)

社会人になって、銀のアンカーとインベスターZを読んでワクワクしましたが、相変わらず余剰資金が貯まらず。私も周りも公務員、副業ができないから金融資産を増やすしか択がありません。仮想通貨で稼ぎ出す友人が増え出しましたが、相変わらずお金がなくて指を咥えている私。

仕事を辞めて、いよいよ次の月の支払いを当月の働きで支払うという自転車操業が始まりました。2021年から今まで、この調子です。生活防衛費すらなく生きてきて、よく死ななかったな、と今更思います。

そして2024年。
10代の頃に比べて、圧倒的に、個別株を手にするまでの手続きが簡単になってます。20歳の頃、証券口座作っただけで力尽きて死んでた頃から比べると、まじで信じられないほど簡単になってます。コロナのおかげでもあるのでしょう。

ただ持つこと。それが私の夢でした。
もしかしたらここが天井で、高掴みかもしれない。
だとしても、ついに夢を叶えられて嬉しいです。目減りしても構わない、お金から夢に形を変えたのですから。

運用なんてしませんよ、ただ持ちたいだけですもの。

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