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社会人から看護学生になるまで【専門実践教育訓練給付金】

はじめまして。
仕事を辞めたくて転職活動していた社会人3年目です。
そんな、転職するはずだった私が、4月から専門実践教育支援給付を受けながら看護学校に行くことになりました。

◯専門実践教育訓練給付金とは

簡単に言うと、国からお金を貰いながら、資格を取得できるものです。

ちょっと詳しく言うと、ハローワークから学費の50%(年間最大40万円)と生活費(教育支援給付金)が過去6ヶ月の平均賃金の最大80%が支給されます。(2024年現時点)無事資格取得をし就職すると追加給付があります。しかも非課税。気になった方は、ホームページへどうぞ。

この制度が後押しになって、一度は諦めた看護師資格取得を目指そうと決めました。
入学前の手続きが終わりましたので、簡単にですが、学校受験までの流れや、失業給付、専門実践教育訓練給付の申請について記録しました。

◯専門実践教育訓練給付金を検討中の方
◯社会人学生になる予定の方
◯失業給付を申請予定の方

そんな方のお役に立てれば幸いです。

◯私について

25歳
INFJ時々ISFJ
社会人3年目
福祉職
雇用保険期間2年以上3年未満

◯学校進学まで

▪︎転職活動

4月より、春までに辞めることを目標に、転職活動開始。当初はやりたい仕事や今よりも楽しそうな仕事を探していましたが、すぐに飽きて転職を繰り返す未来が想像出来ました。それならば、自分の向いている仕事で、長く働き続けたいと思うようになります。

▪︎ 給付金制度について知る

9月ネットのブログで専門実践教育支援給付の存在を知ります。スキルアップをしたいと思っていたので、これはチャンスだと感じます。

▪︎受講講座を決める

性格診断を一通りやって、適職について調べて行きました。悩んだ結果、看護師の講座を受けることにしました。理由は沢山ありますが、ヘルスケアは一生興味があると思ったからです。

▪︎学校探し

ネットで学校のパンフレットを取り寄せます。ほとんど願書が同封されています。その中で、社会人入試を行なっているところで、受験できそうな学校をいくつかピックアップします。時期的に公立は難しいので飽きらめます。
※学校が専門実践給付金の指定校か確認をしないと、受給が受けられません。ご注意ください。

▪︎ハローワークに行く

10月。受給までの流れが分からなかったので、完全無知のままハローワークに行きました。専門実践の資料を貰って説明してもらいます。その際、専門実践の受給資格があるかどうかを確認してもらいました。私は雇用保険3年未満ですが、初回は2年なので大丈夫でした。受講開始の1ヶ月前までに離職票を貰うように言われます。

▪︎出願

高校に成績証明書取りに行ったり、願書を準備しました。

▪︎学校合格、入学手続き

社会人入試で受験して、無事合格しました。入学辞退なら今だと思いましたが、頑張るのも今だなと入学を決めます。合格の1週間後の入学手続きでとんでもない量のお金がなくなりました。もっと余裕を持って貯蓄しておけばよかった。

▪︎家族、友人に報告

やんわり学校受験するかも〜と伝えてましたが、まさか受かるとは思っていなかったので急いで、伝えました。今後の費用面については資料を作って家族に説明しました。びっくりされましたけれど皆んな応援してくれました。ありがとうすぎる。

◯給付申請の準備

▪︎キャリアコンサルティング

専門実践の申請前に必ず受ける必要があると案内がありました。電話で予約連絡をして、1週間後に予約が取れます。電話で「キャンセルする時は必ず電話してください」と念を押されました。
ジョブカードをウェブで入力して持参するのですが、合計で4枚あって、記入が意外と大変でした。前日にスマホで半日かけて記入し、印刷して持参。1時間近くキャリアコンサルタントと話しました。すんげえ優しかったです。このジョブカードが、給付金申請には必須です。

▪︎職場に退職報告

年度末、専門実践の申請が受講開始の1ヶ月前に済ませる必要があること、離職票の発行に時間が掛かることを加味して退職日を申し出ます。上司に伝えるのに緊張しすぎて、その日は持ったものをやたら落としました。
※離職票はこちらからお願いしないと発行してくれません。失業給付や専門実践を受給する方は事前に必ず伝える必要があります。

▪︎ストレス過多

退職、進学を決めたものの、不安なことが多すぎて中々眠れない日々が続きます。2回も胃腸炎になり動けなくなりました。思っている以上に身体はストレスを受けていました。病むくらい真面目に考えすぎないようにしようと決意。健康だったら、どうにかなる。

▪︎退職する

2月の途中で退職。支給額が減らないか心配でしたが、月途中はカウントされないみたいです。退職月は5月までの住民税を引かれたり、超勤分の給与のみだったりするので、あるようでないです。想定外だったので泣きました。皆様はご注意を。

▪︎離職票発行

ネットで調べると、発行にかかる時間は大体10日から2週間程度。私の場合は2週間で自宅に届きました。

▪︎専門実践教育訓練給付金、失業保険申請

専門実践の申請と一緒に、失業保険を申請します。生活費の支給(教育訓練支援給付金)は、失業保険の支給が終わり次第始まります。
各給付は早く申請した分だけ、早く貰えるので、できるだけ早く離職票が欲しくてポストに張り付いて持ってました。届かなかったらどうしようと不安でしたがご安心ください。離職した日から12日経過しても離職票が届かない場合は、ハローワークで仮手続きすることができるみたいです。
実際、12日経過しても届かなかったので離職票は手元にありませんでしたが、マイナンバーカードと通帳、ジョブカード等を持って申請に行き、問題なく申請できました。(後日離職票を持っていく必要はあります)失業保険受給のしおりと、専門実践給付金受給のしおりを貰います。一緒にハローワークに求職の申し込みも行う必要があるみたいで、登録してきました。所要時間は1時間半程でした。

◯失業保険開始

▪︎待機期間(7日間)

アルバイト禁止なので、罪悪感無くお休みを謳歌しました。退職〜失業給付申請までの2週間は、タイミーで働けるだけ働いていました。

▪︎雇用保険受給説明会

しおり、マイナンバーカードを持っていきます。受付で受給資格者証を貰いました。1時間半程で終了。100人くらいいて、同じタイミングで失業した人が意外といるんだなと驚き、というか少し安心をします。 

▪︎給付制限期間(2ヶ月)

自己都合退職だと、失業給付までに給付制限があります。会社都合退職だと、待機期間後すぐ支給が始まります。
私は自己都合退職なので、現在ここにいながら、雇用保険に入らない時間(週20時間以内)でアルバイトして過ごしています。これから健康保険料や、住民税が待っていると思うと鬱になりますが、何者でもない時間をゆっくり楽しんでいます。
今後、専門実践支給の人はこの給付制限期間が無くなるという話もどこかで見ました。求職活動のために給付制限期間があると言いますが、私たちの場合、求職活動は学校が決まっている時点で学校行く以外やることがないのです。なので、この期間が経済的にも精神的にも辛いです。早くなくなった方がいいと思います。
今後の給付申請についてはまた改めて記録したいと思います。

◯転職ではなく進学を選んでみて

当初は転職するつもりだったのに、まさか進学するとは思ってもいませんでした。そして、社会人になってから、学校に行くのはこんなにも勇気がいるとは思いませんでした。
私も、決心したものの、「本当にこれでいいのか」とよく揺らいでいます。だからと言って、このまま仕事を続けてても「本当にこれでいいのか」と思っていると思います。この漠然とした不安はどの選択肢をしてもずっとついて回るんだと思います。
だけど、学びたいことができたのは幸せなことだし、学校は学びたい時に行けば良いと思います。何歳であっても。調べてみると、学びを支援をしてくれるこのような制度もありますからね。

お金の話になりますが、進学の際は初年度費用を余裕を持って払えるような貯金や、家族のサポートがあれば精神的に安心かと思います。一年時はそれに加えて税金(年金、保険料、住民税)があります。給付を貰えるとはいえ、支給まで結構時間があり、先に自分が出す必要がありますので。というのは、理想の話で、現実の私は、キツキツの貯金で進学を決めましたが、意外とどうにかなりそうです。なので、金銭面についてそこまで悲観的になりすぎることはないと思います。頼れるものは意外とありますからね。

同じ境遇の方へ少しでもお役に立てれば幸いです。また、こんな選択肢をあるんだな〜と思ってもらえればと思います。お互い人生頑張りましょう。

それではまた。

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