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自分は昔から本が苦手だ

沢山の文字が並んでいるのが
昔からダメで
教科書とかも
読めないのだ

誰かがゆっくり解説付きで読んでくれて
やっと理解できる

だから小説なんてものは買ったことがなかった

だが
コロナ禍になり
家に引きこもる生活になり
たまの外出でなんとなく本屋さんに行ってみた
手の届かないところまで棚があり
自分が小人になった気分だった
紙の匂いも心地よくて
自分の住んでる世界じゃないみたいに
静かで温かくて時間がゆっくり流れて
なんとも不思議な感覚だった
そこから本屋さんは好きになり
本屋に寄って何も買わずに帰るのは気が引けて
今の気分にぴったりな表紙のものを買った

読んでみた

すごく時間はかかるし
内容も皆んなほどは理解はできてないと思う
何度も頭が痛くなったが
なんとか読めた

本を読むのも
たまにはアリだなと思えた。

そこから少しずつではあるが
表紙が好みの本を買い、読んでいる。

本の内容はとても暗く
どれも孤独がメインだったり
命を断とうとしていたりがほとんど
今の気分で買っているから
明るい本などない

最近は読んでない
が読みたくなるときがある

その読みたくなる日
というのが

泣きたい日


なぜか読みたくなるのだ

何故?
と自分に問いかけている

自分にとっては
本は救いではないと思っていたから
だけど
なんとなくだけど
わかった気がする

今ほしい言葉を見つけたいのかな
と思う

自分は女優さんが好きなので
その方が出した
エッセイとかも読んでいる
頑張ってとか落ち込まないでとか
何を言うわけでもなく
ただ静かに背中を撫でてくれるような
そんな言葉を探しているのだ


今も本は好きではない

苦手とまではいかなくなった

また読みたくなったときに
言葉を探しにいこうと思う

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