参謀元気

昨年優勝パーティで「お疲れ生です」と挨拶して人気を博した阪神の平田勝男ヘッドコーチ、今年も明るく元気でキャンプイン前日の1月31日、連覇を宣言した岡田監督を支えている。それなりの苦労もあると思うが「人間万事塞翁が馬、幸せですよ。この年でユニホームを着せていただいて」スポーツ新聞での知己との対談は阪神の強さを余す事なく話した。

 「シーズン終わってからよ。評価というのはね。やはり選手は優勝の味知っちゃったから。勝つ喜び、やっぱりリーグ優勝、日本一とビールかけが出来、あの緊張感の中で日本シリーズが戦えて、あのパレード。三宮、御堂筋、あの大観衆、選手たちは感動したもん」。

 「それと優勝したというところで年俸のアップ。優勝のご褒美も含めてです」。これに関して有頂天、慢心はそれは我々の若いころ。「昭和、昭和」と知己。「そう昭和の若いころ。今は違う!我々もファンの方や色んな方にちやほやされた時期もありましたよ。でも、今の選手はやればやるほど評価されるんだもの。みんなわかっている。2月1日の動き見たら仕上げて来てますもん。昔はね、『体重何kg増えた』って体重を量ったり『5kgオーバーじゃないか』とかね、キャンプに入った時には色々な検査とかチェックがあったもんですよ。今はもう必要無いですよ」。

 ハワイ優勝旅行でこんな事があった。「ゴルフに行くから朝飯を食べていたら才木がトレーニングから帰ってきた。ダイヤモンドヘッドまで走って帰ってきたり、ハワイに行っても走っていた」。

 そんな中でへッドコーチがやる事は「去年と一緒だと思う。つなぎの野球、それが野球の王道。そこでいろいろ手を打つのが監督の勝負勘。去年の前半は手探りのところがあったが今年はすべて把握されているのじゃないですか」。

 そして今年の阪神。「連覇が一番難しいと分かっているのは岡田監督ですよ。そこで2年目の門別とかがどう加わってくるか。ここがファンの方は楽しみにしておいて欲しいところ。外国人はゲラ。椎葉もいるし。椎葉、シンパ、ライオンキング!」。

 平田節、連覇へ快調だ。

令和6年2月21日

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