次期監督
昨年阪神の沖縄キャンプで臨時コーチとして内野陣の守備を指導、それが中野、木浪の強固な二遊間形成に繋がった事で評価を上げたOBの鳥谷敬氏は今年も沖縄に行く事になっている。
その鳥谷が、岡田監督についてこんな話をした。「昨年臨時コーチに行かせてもらった時感じたのですが岡田さんがブルペンにいる時とベンチに戻った時ではブルペンの空気感に変化があるのですね。僕も現役時代色々な監督とやってきましたがあの空気感の変化は出なかったですね。『あっ、岡田監督はこのフィールドの中にいるんだな』というのがわかった」。
岡田監督の存在感で昨年38年ぶりの日本一はそれに繋がったが、その岡田監督、今年2年契約の2年目、「今年は黄金時代形勢の年」と断言する。もっとも1年では難しいがその先は「長いこと監督をやるつもりは無い。それにしんどい。66やで」と乗ってこない。監督の性格から考えて間違いの無いところでその場合の後任の詮索も無いとは言えない。
鳥谷は日本一になった岡田監督に関してこんな事も言う。「朝起きてから夜寝るまで野球を考えないかんあんな仕事をようやると思う。僕には出来ない。したくも無い」。
続けて「僕も高校時代から大学4年、そこから阪神に入って退団するまでの40年程はそういう生活をしてきました。引退でそこから解放されました。今は思いつくまんま何をしても良いです。快適です。昔に戻りたくない。コーチも嫌です。そういう毎日を20年は続けたい。20年経った時その時に近本、中野、木浪がいます」。
正月のスポーツ新聞で鳥谷と対談したその1人の近本、「僕はプロで10年やれたらと思っています。後5年です。監督、コーチはやりたく無いです。トリ(鳥谷)さんがこれからどんな風になっていくか。見ます」。
鳥谷は「俺は関係無いでしょう」と笑った。満更の話では無い。
令和6年1月4日
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