近本は負けない
自分の方から話したかったのか。また打てずDeNAの東に負けた22日の試合後の記者会見で阪神・岡田監督が打てなかった事に苦言を重ね、話が一段落した時報道陣を見渡し「もうええの。近本の事とか聞かへんの?」と聞いた。
この試合近本は3打席連続三振したが、監督の話は先発メンバーから外れた森下に関する事に多くさかれた。近本の話が出なかったのはそのためで出てもおかしくなかった。
三振には意味がある事があり一概に責められないが22日、DeNA戦での近本の3三振、内容が酷かった。1回の第1打席、投手は先発東、1、2球、変化球見逃しで2ストライク、3球目も外角に変化球、これを近本空振りの三振。第2打席は3回、1、2球、変化球のストライクを見送り3球目外角のボール、1-2の後の4球目外角の変化球を振ったがバットは空を切り三振。
5回に回って来た第3打席、2塁に1死後中前安打、先発伊藤将の犠打で送られた小幡がいた。この時スコアーは2-3、阪神は1点リードされていた。近本にヒットが出れば同点だったが、近本、また1、2球のストライクを見送る。3、4球はボールで2-2となった5球目、近本は内角低目の変化球を空振り3打席連続の三振に倒れた。
この場面評論家の吉田義男氏は「3打席とも1、2球見送りのストライク、最後のストライクは空振りですからね。三振する事はどいういう事はないがその内容が酷い」と酷評した。
近本自身も「狙い球の選択ミスという感じですね。いいボールが来ているのにどうにも出来無かった」と落胆を口にした。8回の第4打席は投ゴロ。18日日本ハム戦の第3打席に中前安打を打って以来10打席ヒットが無い。
近本らしくない打撃の原因として6月1日から14日まで不調の大山に代わり4番に入った事があげられる。12試合の4番は46打席9安打で打率1割9分6厘だった。4番はある意味降ってわいたような災難だった。岡田監督はそこらの事は話したかったのではないか。その機会は失せたが、このままで済まされない。
近本本人と密かに接触があるはず。あったと言い換えた方が良いかもしれない。その結果はどう出るか、25日からの中日戦以降の近本を待ちたい。
令和6年6月24日
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