近本、頼むわ
身体の故障は本人にしかわからない。はたから見ていて大した事ないと思って「その程度はやりながら直せ」といってその悪いのが本当でやらせたことが症状を悪化させたら責任問題になる。故障者の扱いの難しいところでオープン戦の終わり2試合をコンディション不良で欠場した近本が今そんな状況だ。
阪神はオープン戦3勝14敗で12球団の最下位に終わった。中継ぎ投手の調子が上がってこなかったのも響いたが、なによりも打線の低調がこたえた。打てないどころかオープン戦の終盤は大山、森下が体の張りや足の故障で欠場、それに上記近本の戦列離脱が重なった。岡田監督は大山と森下は29日開幕までの4日の練習で試合に出られる状態になるとみているが近本に関しては見通しは立っていない。
公表されるところでは「下半身の蓄積疲労を考慮しての欠場」となっているがベンチ外だった24日も試合前、ダッシュを繰り返し打撃練習も行った。虎番に体の状態を聞かれると「大丈夫です」と答えたが、その一方で「シーズンに入ってからも長いのでその中でどれだけ修正できるか。いいスタートを切ることがすべてではない」という返事を返した。
欠場までオープン戦の打率は3割6分4厘だった。評論家の田尾安志氏が24日試合前の打撃練習中に大山、森下と話した。どんな事いったのに「歩けてるやん。バットが振れてるやん。もう大丈夫やろと激励しておいた。あの様子なら心配ない」と教えてくれたが近本とは接触がなかった。29日の開幕までの練習がどんな答えをだすか。オープン戦好調で本来なら不動の1番、誰よりもたよりになる存在だけに気がもめる。
令和6年3月26日