見出し画像

体力アップは2度美味しい

身体を鍛えると上がる体力

体力って何?って聞かれたら、なんて答えますか?

筋力、柔軟性、持久力、、、とかが多いのかな~
だって体力測定でやるやつですものね!
ネーミングに間違いはないけれど、体力測定という言葉があるから、体力の捉え方が狭くなっちゃったんですよね。

そもそも体力って「からだのちから」って書きます。
体力って簡単に言うと身体が持っている力のこと。

体力を上げるためには身体を鍛えます。
鍛えるって言われると引かれそうですけれど、ビシバシやるはまさしく鍛えるですが、普通に運動するだけでも身体は鍛えられます。

ビシバシ身体を鍛えるっていうと、ガンガン筋トレするとか、めっちゃ走るとか、ビヨーンとストレッチするとかって感じ。

普通に身体を鍛えるだと、毎日出来る程度の自重負荷の筋トレ、いつもより少し早く歩く、いつもより距離や時間を長く歩く、身体がほぐれる程度や疲労を回復させる程度のストレッチ。

そして身体を鍛えると体力が上がります。
そして身体が持っている力がパワーアップするわけです。

この身体が持っている力には、筋力とか柔軟性とかっていう、力の要素の中の機能があります。分け方はいろいろありますが、わかりやすく書き出すとこんな感じです。
・筋力
・瞬発力
・持久力-全身持久力、筋持久力
・調整力-平衡性、柔軟性、敏捷性、巧緻性

ここに上げたものは一般的に基礎体力と言われるもので、体力要素の中の行動体力にあたります。体力測定で測定できる体力。

行動体力以外にも体力がある!

行動体力以外の体力ってどんなものかというと、防衛体力というものです。
どんなものが防衛体力の中の機能にあるかというと、「温度調整力」「免疫力」「適応力」というものです。

聞いたらなるほどですか。
コレも体力なの?って思いますか。

このコロナ禍で耳にする機会が増えた免疫力。
免疫力が落ちると、、、よく免疫力あげましょうとか、免疫力アップって言葉を聞きますが、基本持っている免疫力を維持して落とさないが正しいです。

行動体力が上がると温度調整や免疫力、適応力も向上しますが、ここは元々持っている力を維持する為に、行動体力を落とさないという感じでしょうか。

温度調整でわかりやすいのは発汗。汗をかくことで体温を下げるますよね。
あとは寒い時に起こる震え。小刻みに筋肉を震わせて、筋温を上げて体温を上げています。
一般的には筋肉の量が多い人の方が元の体温が高いので、汗のかきはじめも早いし、震えでも早く筋温が上がります。

筋肉量が多いということは筋力があるということ。なのでこの場合は行動体力が高い方が防衛体力も高いと言えます。

免疫力の場合は腸内環境なども影響していると言われていますが、基礎疾患もなく体力が高い人では、ウイルスなどに感染しても軽症状の人が多いと言われていますよね。

適応力は環境適応力ともいえると思いますが、私たちの祖先がアフリカから移動して地球上に広がった時、違う環境に適応出来たものが、その後子孫を残してきたはずです。

生き延びた祖先から受け継いだ力が適応力。適応力が高い祖先から繋がっている命なので、遺伝子的には適応力は高いはずなんです。
もし適応力が低下しているとすれば、過度なストレスによって、または急激な環境変化について行けず、低下してしまっていることが考えられます。
ここは肉体的なことよりも精神的なことも関与していると思いますが、環境に適応するために活かされる行動体力もありますものね。

体力って身体的なものが持っている力のことで、行動するのに必要な行動体力と、命を守る為に必要な防衛体力があることは分かっていただけましたか。

そしてそして、実は体力って、このふたつだけじゃないんですよ~

身体的要素と精神的要素

ここまでご紹介した体力は全て身体的要素の中の体力でした。

もう一つの要素は精神的要素。
精神的な要素も体力として分類されます。

精神的要素にはどんなものがあるのかというと、ここも行動体力と防衛体力に分かれています。行動体力には「意思」「判断」「意欲」
防衛体力には「ストレスに対する抵抗力」

意志力とか判断力とかって「力」を付けて言うことありますよね。
意欲力とは言わないか?意欲自体が欲なのでとってもパワフル。
意思という言葉の意味を調べると、積極的に行おうとする力と出てきました。すでに力入ってました。

精神力なんて聞くと個人的には、めちゃくちゃ修行するイメージがあります。滝に打たれて~~~みたいな。

ストレスに対する抵抗力って抵抗する力です。抵抗力が低いと心的疾病を発症してしまう場合もありますよね。
身体的要素の体力が低下したとき、精神的な要素もめっちゃ低下しました。
ど真ん中の時を過ぎた後で、鬱のチェックシートを書く機会があったのですが、問診でチェックした方がいいと判断されたみたい。

ど真ん中のときだったら、鬱の診断されていたかもしれませんが、乗り越えた後だったのでメンタルクリニックを紹介されることはありませんでした。
ど真ん中のときには事情をよく知る人からは、ヨガをやっているから、運動をやってるから、耐えられるんでしょうねと言われてました。

専門家でもない人から見てもそうなんだと、体力があったことに感謝しました。身体と心は一体っていいますものね。

実体験からも言えますが、滝修行なんかしなくても精神的要素は、身体的要素の基礎体力が高ければ勝手に鍛えられてます!

身体的要素を鍛えると精神的要素も!

実は身体的要素を鍛えると、比例して精神的要素が鍛えられる!
私が今の仕事を始めた頃に受けた講義で知りました。

確かに~そうよね~

私自身も身体的要素の体力が高いと、落ち込むことや凹むこと、立ち直れないと思うこともw
行動する体力があったから何とか乗り越えて来れたと実感しています。
「動ける、歩ける、走れる、持てる、動かせるetc、、、力があって良かった」本当に何度思ったことでしょう。

基礎体力が高い人の方が元々の体力レベルが高いから、子どもの頃からあまり外遊びとかスポーツしていなかった人よりも、体力レベルが低いと言われています。

トレーニング効果は何歳になっても得られるので、もともとの体力レベルが低くても体力をアップさせることは可能です。
ここは身体的要素の行動体力の部分ですね。

今回は体力ということを改めて見直してみました。
広い意味での体力をそれぞれ鍛えることも大切だと思いますが、まずは身体的要素の行動体力である筋力や柔軟性等、体力測定で測定できるようなものから取り組むのがおススメです。

ストレッチひとつとっても、使っている筋肉を意識して行います。その時に呼吸もコントロールします。集中して行うことで自分の身体を感じることが出来ますし、集中しているということはリラックス出来ているということになります。

難しい呼吸法や流行のマインドフルネスに取り組むのもいいですが、筋トレやストレッチでも同じような効果があると思います。

なぜなら身体的要素を鍛えると、精神的要素が比例して向上するからです。

体力が低下してきたな~とか、体力をアップしたいと思って始めたトレーニングで、知らないうちに精神力もアップ出来たらお得でしょ。
春からトレーニング始めよう、ヨガ始めよう、スポーツ始めようと思っているのなら、思っているだけじゃなく即行動に移しましょう。
一度で二度美味しい!いいと思いませんか~
おススメ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?