セカモ―ポチってしまった

タワーレコード限定でハロプロの過去作をレコードでリリースしているのですが、時々、半額セールをやるのですよね。本当に欲しいのならば定価で買えよって話なのですが、ちょっと前にタワレコ錦糸町店に買いに行こうと思ったら、なんと、従業員のコロナ感染による臨時休業という珍しい事態にも遭遇して、リベンジプチ消費で「セカンドモーニング」(セカモ―)を購入。

セカモー前後のモーニング娘。

当時は毎週日曜日にASAYANでモーニング娘。の活動を放送。同時に、鈴木あみの活動も追いかけており、99年7月に両者がシングルを同時に発売。結果はというと、モー娘が鈴木あみに大敗。同時に進めていた新メンバーのオーディションで当時中学生なのに金髪、まさに世紀末の雰囲気をまとった後藤真希の加入。その1発目のシングルが大ヒット曲のラブマシーンでした。今から振り返るとこの時期はモーニング娘。の転換期でした。特につんく♂の創作量がラブマ以降、派生ユニットや新規のグループが大幅に増えてきて、時間の制約と各ユニットのキャラクター・ジャンルが決まっていくと音楽の幅が狭まったような印象もあります。

さらに、98年から99年にかけては、宇多田ヒカル、椎名林檎、aikoに浜崎あゆみとその後に多大な影響を与える歌手が次々と出てきました。そう、日本のポピュラー音楽の新たな時代にセカンドモーニングはリリースされたのです。

セカモ―の好きなところ

・メンバーの声を活かした掛け合いという最大の発明。歌詞を単語ごと、場合によってはさらに単語を一文字ずつにコマ切りにして、メンバーの特性に合わせて歌うパートを割り当てるというのはつんく♂最大の発明。

・遊びごごろ満載なアルバム構成。冒頭は素っ頓狂なラップにはじまり、シングル曲のディスコというよりもキャバクラのようなナイトミュージック、ジャズにR&B、Do the Hustleから始まるパパに似ている彼もあれば、アルバムの最後はAll need is loveのような大団円。実はこれ1stアルバムのファーストタイムも同じような構成なのですが、メンバー増加による声の遊びとアレンジャー含めたメンバーの習熟度が上がったことによるクオリティーがピークに達したのがこのアルバム。

・当時のグループの顔である安倍なつみことなっちのソロ曲があるのは当たり前だが、当時まったく目立っていなかった保田と市井の二人だけで歌う曲もある。このセンス、遊び心はこの年のタンポポやプッチモニ、ミニモニに引き継がれていく。これはこの後、曲の量産とクオリティーの低下の要因になっていくのは惜しい。

アナログレコードっていいものですよねー

最近のアナログレコードの再評価でレコードリリースも90年代、00年代よりは増えてきました。タワレコのハロプロ過去の名盤リリースは見逃せないところ。今のところリリースされているのって、セカモ―、タンポポ1、ファーストキス、ベリ工の2枚のみ。太陽とシスコムーンとメロン記念日のやつがリリースされたら即買いなのですが。これからに期待?できるかな。どうだろう。



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