台湾経済の問題点 経常性賃金がマイナス継続

最近、朝は東森電視を観ているのですが、3年連続で経常賃金がマイナスで大変だというとても興味深いニュースを冒頭にやっていました。そのニュースの記事起こしが見つからないのですが、少し前の他社の記事と要因は同じだったようです。
東森電視 節目表 (ebc.net.tw)

経常性賃金とは

賞与、残業代を除いた賃金を経常性賃金というようで、インフレ率よりも基本賃金率の引き上げが低くなるとこれがマイナスとなってしまいますが、なんと三年連続でこれがマイナス成長の状況。もちろん、台湾経済自体は2021年が良すぎただけで、2022年もおそらく実質GDPは3%程度成長の結果になでしょうが、その条件下でも基本賃金は大幅に増加はしていなかったとは。もっとも、半導体関係の企業は賞与を多額出していたような気もしますが。

2023年はどうなるか

さて、2023年といえば、半導体の在庫調整真っただ中、じわじわと上がる食費に日用品、これに台北新北桃園のタクシー料金の値上げと市民の生活は厳しくなりそうな状況が整っています。経常性賃金が反転することはあるのか。うーん、難しそうですね。

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