グローバルダイニングのV字回復について
現在、緊急事態宣言下にある東京都。ほぼすべての外食事業者が青色吐息の中、グローバルダイニングは東京都の要請に応じず、V字回復となったようです。
このインタビュー読んでも、コロナ特措法関係は憲法が保障する営業の自由に抵触している怪しい法律というのはそのとおりなので、この問題提起は大事かなと。
今の政権は西村大臣の発言のように、根本的に憲法が理解できてないようなのでね。
グローバルダイニングの展開エリア
直近の有価証券報告書の③生産、受注及び販売の状況 b.販売実績にエリア別の情報があるので、それを見てみると、ほぼ首都圏だけということが分かります。
東京 3,865百万円(構成比68%)
千葉埼玉神奈川 1,174百万円(構成比21%)
その他 628百万円(構成比11%)
20年12月期にみる地獄
このエリアだと、政府や東京都の要請に応じていたら、20年12月期の半年くらいはまともな営業できなかったのではというところでみるとやはりその通りの結果でした。
2021年12月期第2四半期 売上4,714(92.3) 営業利益459 経常利益553 四半期利益587
2020年12月期第2四半期 売上2,451 (△47.6) 営業利益△854 経常利益△833 四半期利益△940
(単位はすべて百万円)
合わせ技で継続企業の前提に関する注記も記載されてます。当たり前のことですが、このレベルの企業が政府、東京都の要請に応じた協力金を受け取っても焼け石に水にしかならずに、止むに止まれず営業をしているのではないでしょうか。
結論
V字回復とはいうものの、前年同期が営業できていなかっただけということは明白です。これは営業を再開すればある程度の売上が戻り、利益も出てくるでしょう。
朝日新聞の見出しは悪意がみえますね。この手の報道が自粛警察を呼ぶということも意識していないとしたら、報道機関としてどうかしていると思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?