TOCFL受験体験記
本日、TOCFLを受験してきました。語学試験といえば、はるか昔に英検、働き始めてからはTOEICという人間なのでTOEICとの比較になりがちですが、なかなか新鮮でしたので、その感想を書きます。台湾でTOCFLを受ける場合の話なのであらかじめご了承を。中国語の能力を測るテストといえば、中国語検定、HSKと他にもありますが、運営主体がそれぞれ日本の財団法人、中国政府と違いがあります。
TOCFLとは
台湾政府公認の非母語者向け語学検定ですね。受験会場を見ると明らかに台湾人じゃない見た目の人もいましたが、パスポートが台湾の人もいたりと、いろいろな背景があるのを感じました。イメージだと、インドネシアやベトナムのワーカーと日本や韓国あたりの学生が多いかなと思っていたのですよね。逆に、TOEICみたいに会社の命令で受けさせられているような人はいなかったですね。
試験の内容
ReadingとListening、Speaking、Writingの4つがあり、私が受けたのはReadingとListeningです。これをパソコンで受験する形でした。これがなかなか優れている点と操作をミスるとマズい点がありましたが、それは後述します。
試験会場他
最初の登録時に受験地と受験時間を選べます。前者については、正直、台北市内の試験会場はどこでもそれほど距離が変わらないし交通アクセスもいいのであまり気にせずに、台湾師範大学を選びました。
後者は本当は午後の方が良かったのですが、午後は空きがなく、午前を選ぶことに。試験開始時間は午前10時から受験時間はトータルで2時間。ただ、これも終わったら即座に帰れるという仕組みでした。
試験開始前まで
試験申し込みが終わると、受験料を支払い、後は郵送される類のものはなし。メールが1週間前と前日に送られてきました。事前のメールには、試験の開始時間30分前には試験会場に来るように、と太字で注意喚起されていたので、TOEICみたいに各自着席して開始時間を迎えるのかと思ったら、開始時間直前まで会場には入れず、外で受験上の注意を聞くことに。台湾会場なので、中国語での説明の後、英語での説明が続きます。台湾語とか客家語はないのかというのは野暮な質問。
試験開始後からListeingへ
会場に入ると、PCの前に座り、身分証明書との照合が終わると、試験が始まります。まずはListeningから始まります。説明自体は非常に簡素で、音量調整と問題の主題パターンと次に進むには矢印をクリックするか操作をしないということの説明です。そう、矢印クリックが非常に曲者で、これをダブルクリックしてしまうと、回答せずに次の問題に飛びます。つまり、無回答。また、問題の終了間際に矢印をクリックしたときもたまに次の次の問題にいってしまいます。私はこれら両方を数回やらかし、4、5問は回答なしという状況でした。Listeningの内容は、一人の人が何かを話した結果がどれに当たるかを選ぶ問題と、複数人の会話から内容を選ぶ問題が交互に出る形。半分くらいしか分からなかった。
Readingから終了まで
Listeningを解き終わると、Readingへ。確かここまで所要30分程度。Readingは短文の読解と文章の穴埋めがメイン。これも簡単に解ける問題があまりなく、うんうん悩むというよりは消去法でこれかなという感じで埋めていきました。これもPマウスで回答をクリックして次へをクリックすると、スラスラ進むことができます。
そして、全問題を解き終えたら、その場でスコアの確認へ。Listeningは460だか470だかでReadingは510くらいでスコアはB1でした。
このレベルのListeningとReadingはそれぞれ以下の通りということで、まさしく、今の私のレベル。語学検定試験はやはり正確。
試験が終わると、机に置かれている紙を試験官に渡して終了です。
感想
トータル1時間ちょっとで試験終了はなかなかに快適。想定よりも早く終わったので、大学の近所で昼食を食べながら、TOEICを思い出していました。あの異常に長い拘束時間、センター試験のような古臭いマークシート方式、読解能力とは少し違う能力が求められるReadingテスト。TOEICもこういう形にして欲しいと思いました。
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